一人旅

ハワイ島、再再訪問

<<荒井 信一さんからのお便りです。>>
久美子さん、今回も楽しく、親切なガイドをありがとうございました。「再再訪問して、ご案内いただき、新しい自然との出会いがあり、知識も増えて、良かったなあー。」と思います。森の緑、優しいハワイ島固有の花、オヒアレフアの木と花、青い空の色、海、渓谷と滝、毎朝ヒロで見たマウナケアから元気をもらいました。マウナケアが朝日を浴びて、ピンク色になるのって、本当に素敵ですね。大変素晴らしい休暇をすごす事ができました事、感謝いたします。
初日は、初めてのPuna方面へ。Puna方面は、一部のガイドブックによる記載しかないので、情報も少なく、ちょっとした探検気分です。のどかなドライブとウォーキングが始まりました。細い車道でしたが、木が生い茂っていて、緑のトンネルを潜り抜けているような気分でした。天然のプールも綺麗で、シュノーケルをしていた人もいましたね。サンドイッチの昼食を、波の荒い海沿いの断崖で食べました。海の青さ、波が断崖にぶつかる音、風の音、を聞きながら、「ハワイ島に、戻ってこれたんだなー」と思いました。ハワイ島の魅力は、身近に迫る自然の音を聞きながら、ランチを食べたり、歩いたりできること。
カイムビーチという黒砂海岸には若いヤシの木が植樹されているとガイドブックに書いてありますが、訪問前はイメージが掴めませんでした。現地へ行き、黒一色の溶岩台地を歩き、若いヤシがたくさん植えられているのを見て、初めて理解できました。ドライブしている途中、久美子さんに芽の出たヤシを見つけてもらい、新しい黒砂海岸のところにもっていって、慣れない手付きで、植えてきました。この様に、訪れる人が若いヤシを海岸に植えるのです。百聞は一見にしかずということわざがぴったりでした。
カイムビーチからは、溶岩が海岸に流れ込むのは勿論見えませんが、海岸に流れ込んだ後の水蒸気が空に立ち上がっているのが、はっきり見えて、感激していたら、溶岩の見学に再挑戦して頂けるという大変ありがたい言葉をかけていただきました。溶岩見学は、2003年11月に、挑戦しましたが、途中から土砂降りの雨が降り出し、全然やむ気配がないので断念しました。スーパーで晩御飯のサンドイッチを購入し、火山国立公園を通過し、夕暮れの海岸の溶岩台地を1時間歩きました。溶岩の流れている近くは立ち入り禁止区域なので、溶岩が遠くからでも見える夜を待ちます。実は、歩いている最中に雨が降り出したので、また今回もだめかと不安になりましたが、雨もすぐに止み、暗くなるとハッキリと溶岩が流れ出るところを、肉眼で見ることができ、満足です。
双眼鏡を準備していただいたので、海に溶岩が落ちていく自然の驚異を倍率アップで見ることできました。オレンジ色というか、なんと表現したらいいのでしょうか?修学旅行で、東北釜石の新日鉄製鉄所見学に行きましたが、その時見た鉄を溶かす火の色のようでした。
夜で真っ暗なのに、想像していた以上に、人が来てました。歩き始めたところより、10分ほど戻ったところに車を駐車しなければならないほど人が来てました。夏の北アルプスや尾瀬でもないので、歩く行列ができてしまうことはありませんし、座る場所がない何ていうこともありません。帰りは懐中電灯の明かりを照らしながら、アップダウンのある溶岩台地を注意して戻ります。海岸でみた満月は綺麗で、星空もプラネタリウムのようでした。ヒロに帰る途中の月明かりの夜は、美しく、マウナロアやマウナウルがシルエットの様に浮かびあがってました。人工的なネオンの明かりがないので、山々がより雄大に見えました。オヒアの木も月明かりに照らされて綺麗でした。古代ハワイアンも、月明かりの夜に、願い事をしたり、家族の健康や今日の収穫を感謝したりした事と思います。願い事をすれば夜空から返事が返ってきそうな程静かで澄んだ月明かりの夜でした。今晩と翌朝は、冷え込むという久美子さんの説明には、笑ってしまいました。ここは、ハワイでしょう。でも、ホテルについて、バルコニーからヒロ湾とヒロの町を見ているときは、半袖では、肌寒かったです。
2日目、今日は渓谷トレイルハイクの予定で、朝の天気もバッチリ。ところが、渓谷近くまで行くと、重い雲がかかっており、白い霧の中を歩いてもつまらないので、3日目の予定を、前倒して、Kiholo湾を、亀の甲羅干しやきれいな魚を見て、bird watchingもしながら、のんびり歩き始めました。久美子さんによりますと、口ばしの長い鳥は、渡り鳥で、珍しいそうです。
今日は波の静かな海を見ながらの昼食タイムです。帰りは、海辺沿いの豪邸の前を歩き、家の関係者がサーフィンするのを、のんびり見ていたり、ゆっくり時間が過ぎていきました。サーファー達は、広い浜辺を独り占めです。午後の山間部は雨が降り、Saddle Roadのドライブは、霧でした。Hiloへ戻ります。HiloといえばCafe Pesto、夜はたっぷり地元魚のグリルを食べました。あー、満足。
3日目、なんとか天気も回復してくれました。安心するのは、まだ早く、近くで雲の状態を見るまでは、心配でした。渓谷の端から端までが見えており、目的地に着いても、晴れてました。マウナケアも、きれいに見えていました。古代ハワイアンの土地なので、神聖な場所をお借りする気持ちで、ハイキングをスタートしました。トレイルは木の緑、滝の景観、花、眺め、スケールといい想像以上の素晴らしさでした。最初は森の中を花や植物や樹木を見ながら歩きます。静かな原始の森を歩き、写真を撮り、のんびり花や景色を見て、トレイルの素晴らしさを実感しました。突然水の音が聞こえ、視界が開け、緑鮮やかな渓谷と滝が見えてきます。渓谷の展望が素晴らしい。何段かに分かれているが、すごく落差がある滝で、幅は広くないけど、滝つぼで、泳ぎたくなるほどです。太古から森の霊気が住んでいるような雰囲気があります。表現力が乏しいので、「すげぇー。来て良かった。」を繰り返すのみ。アメリカ人の2人組がハイキングから引き返したようで、「ここ2週間くらい霧が多かった。」と聞いて、今日の天気に恵まれたことに感謝です。本コースは、日系人が作った用水路沿いにできているので、歴史的にも興味があります。山の中に、トンネルを作り、用水路を通し、用水路が幅が広く、頑丈に作られているのには、驚きました。今でも、水が勢い良く用水路を流れております。成功を夢見て、日本の故郷から移民したとはいえ、異国での工事作業は大変で危険でもあり、さぞ辛かっただろうと思いました。海側にある山が日本の山(たとえば九州や東北の山)と形が似ており、この用水路を作った日系人は、あの山を見ながら、お互いの故郷や家族の話をしたり、望郷の思いを懐いたに違いないと思いました。それともハワイでの成功の夢を語りあったのでしょうか。
トレイルは、ほぼ水平になりましたが、ハワイ固有の花がたくさん咲いており、久美子さんによると、固有種で優しい白、紫、青の花が見れるのは、大変珍しいそうです。専門的なことはわかりませんが、土地固有の花は、色が淡く、優しいですね。日本でも、New Zealandでも、ハワイでも、例外なくそうで、外来の花は、色がきれいでも、どこか威圧的な感じがします。
もう少し海岸が遠望できるところまで歩いて、大パノラマが広がる前方の絶景を見ながらのんびりランチタイムです。至福の時間であり、大変贅沢な山旅でした。ランチの後は、雲が出できたので、往路を下山しました。今日は、いい汗かきました。
Hiloに帰る途中、汽車博物館に立ち寄り、今度は、歴史のお勉強。ハワイ島に、汽車が走っていたのです。知らなかった! 夜は、カールアピッグが食べたくなり、久美子さんに教えてもらったKen’sへ出かけました。カールアピッグは、前回久美子さんにポロル渓谷の帰りに立ち寄ったレストランで教えて頂き、大変気に入りました。醤油をかけるとご飯とよく合うので、毎週でも食べれそうです。
4日目、ホノルルへ向かう。飛行機からも昨日歩いていた渓谷の奥を見ることができました。楽しい思い出と共に、ハワイ島訪問は、無事に終わりました。大自然の恵みから元気を貰った旅でした。ホノルルで2泊し、日本へ帰国しました。


2005-10-19 | Posted in 一人旅Comments Closed