植物
カウアイ島の固有種、イリアウについて
イリアウ(Wilkesia gymnoxiphium)は、カウアイ島固有のキク科の多年草で、ハワイ島マウナ・ケアやマウイ島のハレアカラーのアーヒナヒナ(ギンケンソウ)の近類種です。
「太平洋のグランドキャニオン」とも呼ばれるワイメア渓谷の標高425mから1100mの乾燥地域や中湿地域の尾根や開けた場所で、年間降水量が80?200cmの場所に分布しています。
1?5mぐらいの高さに成長します。開花期は5月から7月で、花序は30?100cmで、40?350ぐらいのクリーム色の花を咲かせます。自らの花粉が雌しべの柱頭に付着しても結実しません(自家不和合性)。花が咲いた後には枯れてしまいます。
人間が持ち込み繁殖したヤギによる食害が問題です。
2006-08-26 | Posted in 植物 | No Comments »
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