自然保護

ハワイ諸島ザトウクジラ国立海洋保護区

humpback whale national marine sanctuary

ハワイ諸島ザトウクジラ国立海洋保護区(Hawaiian Islands Humpback Whale National Marine Sanctuary)は、1370平方マイルにわたる海域を管理しています。南東ハワイ諸島の5箇所が指定された海域です。(地図のピンク色の部分)

ザトウクジラの多くは、アラスカやカナダの西海岸沖が餌場ですが、11月下旬から5月にかけて、そこから4千キロ以上も離れたハワイ沿岸海域に、数千頭が繁殖と子育てのために集まってきます。
商業捕鯨により、一時数千頭まで減少したと言われていますが、1960年代に捕鯨禁止されてから、個体数が増え始めました。商業捕鯨が始まる前の個体数は1万5千から2万頭だったそうです。
北半球のザトウクジラの個体数は、現在は約1万頭(2万頭に増えているかもしれないそうです。)で、その半数から3分の2がハワイ諸島ザトウクジラ国立海洋保護区に集まってくるそうです。
ザトウクジラの生態の現状を調べるためのSPLASH(Structure of Populations, Levels of Abundance and Status of Humbacks)という)国際共同研究プロジェクトがあります。様々な調査による記録が蓄積され、ザトウクジラの生態に関する理解が深まっています。

2007-01-13 | Posted in 自然保護No Comments » 
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