自然保護

石を積むこと

rock piles

ハワイ火山国立公園を訪問して、記念のためにでしょうか、石を積む人が増えたので、国立公園は、2005年11月3日に、人々に自然美を守ることの重要さを伝えるためのキャンペーンを実施すると発表しました。それ以来、国立公園で石を積む人が少なくなったそうです。

ハワイ火山国立公園内には、昔のハワイの人たちが、道しるべとして溶岩を積み上げたケルン(ハワイ語でアフ)や、区分された土地(ハワイ語でアフプアア)の境界線を示すために、積み上げた溶岩など、歴史的・文化的に重要な人工物があります。

でも、訪問者が石を積むことは、よくありません。

ハワイ火山国立公園内には、ハイキングトレイルがたくさんあり、ハイカーたちが道に迷わないように、国立公園のスタッフが造ったケルンがあります。無頓着に、訪問者が石を積むと、ハイカーたちが、それをケルンだと勘違いして迷子になったりする可能性があります。

ハワイ火山国立公園内は、現在も火山研究が行われている場所です。石を動かすと、地質学的に重要な手がかりとなるかもしれないものが、人間の手によって消されてしまいます。

たとえば、山頂部にある大きなカルデラ内にある、ハレマウマウ火口は、ハワイの火山では珍しい水蒸気爆発を1924年起こしています。その爆発により、大きさも形も様々な岩の欠片が、あたり一面に飛び散りました。これらは自然の歴史を物語る大切なものです。人間が、それらを動かして、積み上げたりすると台無しになります。

ハワイでは、malama ‘aina(マラマ・アイナ)と言いますが、それは土地を保護するという意味です。どこの土地も聖なる地です。大切に扱いましょう。そして、e nihi ka hele(エ・ニヒ・カ・ヘレ)静かにそっと歩きましょう。


このブログは、ハワイ島でエコツアーを案内するHAWAII NATURE EXPLORERSの環境保護への取り組みのひとつです。緑豊かなヒロよりアロハをこめて発信しています。


2007-04-26 | Posted in 自然保護No Comments » 
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