アーケパについて

akepa

この写真の鳥は大きなオーヒアの木の上の方で餌を食べているハワイ島のアーケパ(Akepa, Loxops coccineus coccineus)です。(この写真はOahu Nature ToursのMichael Waltherが撮ったものです。)
ハワイ島の固有種です。(アーケパの亜種がオアフ島やマウイ島にもいましたが、オアフ島のもの(Loxops coccineus rufus)は絶滅してしまっています。マウイ島(Loxops coccineus rufus ochraceus)のも絶滅している可能性が高いです。ハワイ島のアケパも現在は標高1300m以上のオーヒアとコアの森がある、限られたところにしか棲んでいません。)
ハワイミツスイ(ハワイアン・ハニークリーパー)の一種で、体長は10cmという小さな種です。主にクモや、キジラミの幼虫や卵、チョウやガの幼虫、ヨコバイアミメカゲロウのような昆虫を食べます。くちばしは短く円錐のように曲がっていて、先は上下が食い違い交差しています。下のくちばしが片方に曲がっているからです。(下のくちばしが右によっているものは、左足が右足よりも少し長いです。)その交差したくちばしでオーヒアの木の瓦状に重なった葉芽やコアの木の実などを開いて餌を食べます。

orange lehua

アーケパの雄は赤っぽいオレンジ色です。でもこの羽衣になるのは生後3年目です。アーケパが繁殖活動に入るのは3年目からです。翼と尾は濃い茶色で、その縁は赤っぽいオレンジ色です。2年目の雄は、この右の写真のオーヒアの木に咲くレフアの花のようなオレンジ色や茶色っぽいオレンジ色で、下部はクリーム色かオレンジ色です。
雌の成鳥は灰色がかった緑か薄いオリーブ色で、下部の方が薄い色で、胸は黄色がかったオレンジ色です。翼と尾は濃い茶色で、その縁は灰色がかった緑です。
幼鳥は雄も雌も似ています。上部がオリーブ色っぽい灰色で、下部は灰色がかった白かクリーム色で、顔の色は白っぽいく、目の上に眉のような模様があります。
アーケパは古いオーヒアやコアの大木にできた空洞に巣を作ります。古い森は伐木や牧場経営による森林破壊によってアケパが棲める環境が少なくなってしまっています。現在、残っている森をフェンスを張り巡らして守り、森林再生を行ってアーケパを保護しています。
Department of Land and Natural Resources
Department of Fish and Wildlife

 


2008-08-01 | Posted in No Comments » 
Comment





Comment