植物

Botanical Marvels

Clermontia pyrularia

 
マウナ・ケアの東側に分布するキキョウ科(Campanulaceae)ミゾカクシ亜科(Lobelioideae)クレルモンティア属(Clermontia)の花です。Clermontia Lindseyanaはマウイ島とハワイ島の標高1220?1825mに生える固有種です。木は2.5?6mの高さまで成長します。葉の長さは13?24cmで、花被は55?65mm。
キキョウ科ミゾカクシ亜科のハワイ固有植物は110種あり、これらは特殊な進化をしたハワイ固有植物の代表的な一例です。花の形と、これらの花の蜜を吸う鳥達のくちばしが共進化した素晴らしい例です。1800年代の植物学者たちは、これらの植物のことを”peculiar pride of our flora”だと表現しました。ハワイの植物相の独特な自慢の種です。
人間が持ち込んだ草食動物による食害などにより、このような特殊な花を咲かせる植物が減少してしまったため、現在のイイヴィ(このブログのバナーの赤い鳥)のくちばしは、100年ほど前の個体のくちばしよりも短くなっているそうです。

2009-03-13 | Posted in 植物No Comments » 
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