自然保護
ハワイアンモンクアザラシの保護
2009年4月7日のニュースによると、個体数が1200以下になってしまったハワイ・モンク・アザラシ(ハワイアン・モンク・シール)を保護するために、国会が570万ドルの予算を割り当てたそうです。
近年では、南東ハワイ諸島の個体数は100頭を超えたそうですが、パパハーナウモクアーケア海洋国家遺産として指定されている北西ハワイ諸島では減少し続けているそうです。北西ハワイ諸島で減少している原因は、餌不足、サメによる襲撃、そして漁網に絡まってしまうことだそうです。南東ハワイ諸島での問題は、人間が餌を与えること、猫や犬から病気が感染する可能性、釣り針を飲み込む危険性、漁網に絡まる危険性などだそうです。
2006年7月にハワイ島ヒロの少し北にあるパーパイコウで生まれた雌のハワイ・モンク・アザラシ(RO42)は、2006年9月に離乳してから、安全な場所へと2回移住させられましたが、人間と接するようになり、3回目の移住はノース・コハラのラパカヒ州立歴史公園でした。私はそこの海辺で寝ているRO42 を見ました。2007年4月から8月にかけては、人間から魚をもらって食べたり、人間と泳いだり、人間との触れ合いが多くなっただけでなく、だんだん攻撃的にもなってきたそうで、RO42の安全のためにも、人間の安全のためにも、2007年8月に、ひっそりとしたハワイ火山国立公園のケアホウ・ポイントに移されたそうです。その後RO42は人間が恋しくなってか、島の色んなところに移っていったそうです。2007年1月ごろはミロリイにいたそうです。2008年8月にはハワイ島ホオケナ・ビーチからモロカイ島ラーアウ・ポイントとラーナイ島の西海岸の間に移されました。2008年12月にはマウイ島ナーピリ・ベイに来ました。 2009年2月にはオアフ島カーネオへから北西ハワイ諸島ヘ移されました。これは5回目の移住です。
KITV.COM: NOAA Teams Up With Coast Guard To Relocate Social Monk Seal (Video)
KITV.COM: Officials Relocating Hugging, Nibbling Monk Seal (Posted on February 25, 2009)