ハワイの文化
クイ・ラーイー(ハワイのレインコート)
昔、雨の多い森の中で鳥の羽を採集する人、キア・マヌ(kia manu)などがレインコートとして着ていたものは、乾燥させたキー(ki) の葉、ラーイー(la’i)で作ったクイ・ラーイー(kui la’i)というものです。
葉っぱが濡れるとペタッと倒れるので内側に雨水が入ってこないです。
雨降りの日の森の中は気温が低く寒いですが、これを着ていると寒さをしのぐことができます。足まですっぽりと体を包み込むことができます。頭を中に入れてしまうことも可能です。
カヌーで海へ出ると、雨をしのぐことができるところはありませんから、クイ・ラーイー(kui la’i)は大変役に立ったことでしょう。強い日差しから体を守ることもできます。葉っぱが乾いているときは全体的にふわっとした感じで風通しがよいです。
内側はこのように網状になっています。網の目を伸ばすと約1インチのサイズです。網はイラクサ科のオロナー(olona)などの繊維が使われました。
2009-11-13 | Posted in ハワイの文化 | No Comments »
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