海洋生物
海辺で見つけた魚たち
2010年3月13日、この日の満潮は午後2時過ぎ、干潮は午後8時ごろ。山梨県立甲府南高校の生徒達と海辺に行きました。到着したのは午後5時ぐらいだったかな。 満潮時には水面下にあった岩場が、すでに潮溜まりを作っていました。
潮が引いていくのに、浅瀬の岩場に残ったまま取り残されてしまった魚を見つけました。まだ生きているようだったので、逃がしてあげることにしました。一緒にいた日本の高校生の男子のひとりがそっとつかもうとすると・・・
ピョンと跳ねて反対側を向きました。なんだか愛嬌のある顔です。「Live free!」と大きな声を掛けて逃がしてあげました。この魚はスズキ目ゴンベ科のイソゴンベという魚(Cirrhitus pinnulatus)です。11インチ(約28センチ)ぐらいまで大きくなるそうです。この日見つけたやつは7インチ(約17.5センチ)ぐらいだったと思います。英語の属名はStocky Hawkfish、ハワイ語名はPo’o・pa’a(ポオ・パア)。意味は頑固なという意味です。浅瀬の岩場などに岩場を好む魚で、よく発達した胸びれで、押し寄せる波に流されないように体を支えるそうです。この日見つけたやつは、頑固に縄張りを守ろうとしていたので、逃げそびれたのでしょうか。
同じ日、浜辺に打ち上げられていたのはフグ科モンガラカワハギ科のタスキモンガラ。英語の属名はPicasso Triggerfishi。ハワイ語名はHumuhumu・nukunuku・a・pua’a(フムフム・ヌクヌク・ア・プアア)。意味はブタのような鼻のカワハギ。ブタがブウブウ鳴くような音を出すことが名前の由来です。ウニが大好物で、ウニの棘で目が刺されないように、目の位置が随分口から離れています。10インチ(約25.5センチ)ぐらいまで成長します。ハワイ州を象徴する魚として選ばれている魚です。