ハワイの文化

ハワイの樹皮布「カパ」

昔のハワイでは、カパ (kapa)またはタパ(tapa)と呼ぶ樹皮布で作ったふんどしのようなマロ(malo)や、スカートのようなパーウー(pāʻū)を着ていました。
ポリネシアから持ち込んだクワ科のワウケ(wauke カジノキ)や、ハワイ固有の植物のイラクサ科のマーマキ(māmaki)やバラ科のアーカラ(ākala)などの樹皮が用いられました。
樹皮を木から剥いで、外皮から分離した内皮を水にさらして柔らかくします。これをクア・ポーハク(kua pōhaku) という石で作った台にのせて、ホホア(hohoa)という丸みを持った木の叩き棒で叩いて伸ばし、再び水にさらして発酵させます。
発酵させた内皮は、クア・クク(kua kuku)という木で作った台にのせて、イエ・クク(i’e kuku)という幾何学模様が彫られた四角い木の叩き棒で叩いて薄く伸ばしていきます。大きなタパを作る場合は、糊で張り合わせます。 仕上がったものを天日で乾燥させます。

 

2011-02-21 | Posted in ハワイの文化No Comments » 
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