思考
カメハメハ像と逆さまの国旗
ハワイ島ノース・コハラのカパアウにあるカメハメハ1世の銅像。
この写真を撮った日は、アメリカ合衆国の旗が逆さまでした。
ハワイ州の旗が逆さまなのは、時々見かけます。
これは悲しみや苦しみを表しています。
この日、アメリカ合衆国の旗が逆さまだったのは、
何を意味していたのでしょうか。
ハワイはアメリカの領土ではない、
ハワイ独自の土地なんだという主張でしょうか。
ひたすら自然の中をドライブ・・・
何キロも、何キロも・・・
信号もない、
ガソリンスタンドもない、
お店もない、
家もない、
電線もない、
いつまでも、こうであってほしい・・・
わがままな希望かな、
でも願いが叶いますように。
歴史的なアナエホオマルで癒しの黄昏時
私が住んでいるハワイ島ヒロは島の東側にあるので、山の向こうに沈んでいく夕日は見れても、水平線に沈んでいく夕日を観ることはできません。 2009年8月28日はコハラ地区にあるアナエホオマル(‘Anaeho’omalu)へと出かけました。
日中はとても日差しが強く、気温も高いですが、夕方になると少しひんやりとしてきました。プールの側にあるジャグジーで、温かいお湯とジェットの泡とでリラックスしました。太陽の位置がずいぶん低くなってきました。ジャグジーの側のプールに反射する太陽の光がとても綺麗だったので写真を撮りました。
太陽の光が赤くなり始めたので、ジャグジーから出て、ビーチに向かって歩き始めました。砂浜で海からk区切られたフィッシュポンドに反射する太陽の光がとても綺麗でした。
ココヤシの葉が風に揺られてサラサラという音をたてていました。その音と波の音とのハーモニーが素敵でした。
この日は結構雲があったので、夕焼けが一際綺麗でした。穏やかな海に船が一艘静かに浮かんでいたのがとても絵になりました。
フアラーライが見えていました。Hualalai kau mai i luna (Hualalai, the majestic mountain is high above) フアラーライ、高くそびえる雄大な山。
部屋に戻る途中、何度も振り返って海の方を見ました。空の色と海面に映る空の色が体を包み込んでくれるような感じでした。海辺でたたずんでいる人たちのシルエットが見えました。素晴らしい黄昏時でした。
アナエホオマル(‘Anaeho’omalu)のアナエ(‘anae)とは成長したボラのことです。王族だけでなく平民も食べていたそうです。ホオマル(ho’omalu)とは保護する・制限するという意味です。 アナエホオマルではボラを成魚になるまで養殖していたところだそうです。養殖池はいまでも残っています。 ここにあるフィッシュポンドが昔の養殖池です。
現在はホテルやコンドミニアムが沢山立ち並んだリゾート地となっていますが、この辺りにはペトログリフ(昔の人が溶岩に描いた絵)や昔の人たちの道が保存されています。ここのリゾート開発は、そのようなハワイ独特の歴史的な要素や雰囲気が焦点となっていないので残念なことだなと思います。
万物に宿るマナとその波動
ハワイ火山国立公園内にある、キーラウエア火山の溶岩トンネルで一般観光客に公開されているナーフク溶岩トンネル(サーストン溶岩トンネル)の一部は、ナトリウムランプで照明してあります。橙黄色の光です。
日本人の間では、ここはパワースポットだ、スピリチュアルスポットだ、オーラが見えるだとかって注目されているようです・・・ (日本のテレビ番組で、そのように紹介されていらい、日本人のお客さんを通して耳にするようになりました。また、現地ツアーでもそのように紹介されるようになったと聞いています。)
日本人観光客が自分の手を見つめて、見えた見えたと喜んでいる声を聞いたこともあります。オーラを見たのでしょうか。本当なのでしょうか。なぜ、この溶岩トンネルがテレビ番組で特別な注目を浴びたのでしょうか。 ハワイ島には、たくさん溶岩トンネルがあります。他の溶岩トンネルはどうなのでしょうか。ライトがついていない真っ暗な溶岩トンネルでもオーラは見えるのでしょうか。ライトがついているからオーラが見えるのでしょうか。ずっと同じものを見つめているうちに、目の集中力が落ちてきて、焦点のズレが生じるのでしょうか。体は完全に静止できないので、かざした手も、体も揺れて、焦点のズレが生じているのでしょうか。比較的近くのものをじっと見つめるから、焦点のズレが生じるのでしょうか。残像を見たのでしょうか。目の錯覚でしょうか。オーラって可視光の波長で人間の目が感知できるものなのでしょうか。人間の体は赤外線や電波を発しているでしょうが、それはとても可視光よりも波長が長い光で、人間の目でには見えないものだけど、オーラが見える人たちには、それを可視光と同じように目で感知することができるのでしょうか。鳥類は人間の目には見えない紫外線も見えるそうです。
何を信じるか信じないかは、人それぞれなのでしょうが、私にとって、スピリチュアルな体験とは、オーラが見える見えないに関係なく、全身の感度を高めて体験するものだと思っています。(私には残念ながらオーラが見えないので・・・)
私の限られた行動範囲でだと、森の木々や、溶岩の欠片ひとつひとつにも、風にも、波にも、そして言葉にもマナを感じます。万物にエネルギーというか、パワーというか、気というか、命というか、マナが宿っていると信じています。そしてマナが波動を放っていると信じています。それを感じ取って、受けとめています。(・・・と思っています。)そして自分自身からも放出しています。(・・・と思っています。)それがオーラでしょうか。私はそうだと思います。
私たちの体にある感知装置は、反応が鈍いものあれば、鋭いものあり、また人それぞれのようで、感じ方も人それぞれなのかもしれません。私は手を見つめていると、ぼんやりと「何か」が見えますが、私に見えるものはオーラではないようです。残念ながら私にはオーラを色で見分けるという能力がないようです。 (他の人に見えるものは何なのか、私には分かりません。オーラなのかもしれません。そうでないと否定する根拠はありません。)
というわけでオーラが見えない私は、五感を働かせて、そして五官では感覚できないものもあることを認識して、心も頭も気も働かせて、精神を飛躍させて、感性豊かに生きていきたいと思います。 偉大な宇宙に存在するちっぽけな私、そんな私が、宇宙の偉大なマナの一部を感じとる一方、今、私が放っているマナは、連鎖反応を起こし続けて、私の今の肉体がなくなった後も、宇宙が存在する限り、ずっと続くんだって思います。そして、私の肉体を形成している物質も何かを生み出していくでしょう。私の体も心も気も全てが、宇宙の誕生以来継続している連鎖反応の一部なのですから。
良い考えに、良い言葉に、良い行い。内界にも外界にも目を向けて、深い知識を得ようと努めること。個々の才能や適性を見出すこと。これらは、全てマナを得るための、そしてマナを高めるための素ではないかと思います。 そして心身ともに自然との関わりを深めること。
空を眺める
ハワイでも涼しげなウロコ雲やヒツジ雲の日があります。夏から冬へと季節が移り変わっていく変化を感じさせてくれます。これは2008年10月の空です。この日は、娘達が川で泳いでいる側で、日光で暖められた岩の上に横になり、本を読んでいたときの空です。時々ひんやりとした風が吹いてきましたが、岩がポカポカ温かかったので、とても心地よかったです。
この空の写真を撮った日の前の日の夕方にも、家に帰る途中、空を見上げてみると、同じような雲が出ていました。太陽が西の地平線へと沈みかけると共に雲が黄金色になっていました。ゆっくりと車を運転しながら、その美しさを満喫しました。我が家へ向う途中、私がとても尊敬しているアーチストの家の前を通りました。ふとみると、彼も静かに空を眺めていました。一瞬声をかけようかと思ったのですが、あまりにも美しい空の下で、あまりにも静かで聖なる空間だったので、そっと静かに通り過ぎました。
Na Leo O Ke Kai 海の声
ハワイ島東海岸。この海辺の所々で、大昔のマウナ・ケアの噴火で流れてきた溶岩を見ることができます。そこにドシャーンと波が力強く当たり、しぶきが飛び散ります。この音を聞くと、体に電流が流れるような感じで、心の中に眠っているものに刺激を与えて起こしてくれるような感じがします。そして、石ころでできたビーチに波が押し寄せてきて、波が引いていくと、コロコロコロコロ、カラカラカラカラという音がします。その音は、心に安らぎを与えてくれて、とても気持ちが落ち着きます。
ハワイの自然と文化を心から愛している火山学者
元米国地質調査局(U.S. Geological Survey)に所属していた火山学者ジョン・P・"ジャック"・ロックウッド氏。特にマウナ・ロアを研究していたそうです。現在はプライベート・コンサルタントです。
ジャックの説明を聞いていると、彼がいかに自然を愛しているか、そして彼がいかにハワイ文化を尊敬しているかが伝わってきます。森の中で、お互い愛着を感じている植物の葉っぱを一緒に触りながら、「あなたは息をするとともに自然を吸い込んでいますね。体で自然を感じ取って、自然を放射していますね。」とジャックにに言いうと、彼は「そうだよ。だって僕は自然の一部なんだから。」と言いました。
25年ぐらいかけて火山に関する本を書いているそうで、来年には完成するそうです。とても楽しみです。
プナルウ・ブラックサンド・ビーチのホヌ
2008年6月10日午前11時ごろ、プナルウ・ブラックサンド・ビーチで見かけたホヌです。ホヌはアオウミガメのハワイ語名です。
携帯電話のカメラで撮った写真なので、小さくて見えにくいですが、黒砂のビーチにホヌが2匹います。ビーチに到着したときには1匹だけだったのですが、しばらくするともう1匹ビーチに上ってきました。
2匹が寄り添うように、そして顔と顔を合わせていました。ホヌが砂浜で休憩している風景は良く見かけますが、ここまでパーフェクトに2匹が顔を合わせるような感じというのは、頻繁に見れるものではありません。
この日はちゃんとしたカメラを持っていなかったので残念ですが、この写真に写っているカメラマン(アメリカ在住の宗円さん)が優れたハイビジョンカメラで撮影してくださっているので大丈夫。この風景を含んだDVDは今年の秋ぐらいにパイオニアから発売されます。
Earth Day Shonan
4月22日はアースデイ(Earth Day)。江ノ電の駅で見つけたポスターです。
アースデイ湘南からの提唱
「和の心+ALOHA = WALOHA」
素敵な響きのある言葉ですね。とても温かい言葉です。
美しい心
鎌倉の円覚寺でみつけた言葉です。「花も美しい、月も美しい、それに気づく心が美しい」 自然の美しさに気づく時間と心の余裕をいつも持っていたいものです。雄大な美しさは、ちょっと遠出をしなければいけない場合がありますが、ささやかな美しさは、身の回りに沢山ありますよね。