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BIRDER (バーダー) 2020年 8月号

野鳥の写真や探鳥地情報だけでなく、鳥を知り、環境について考えるための記事も満載の、日本で唯一の本格的バードウォッチングマガジン、BIRDER(バーダー)。

この雑誌には、アルパイン・ツアーサービスの海外バードウォッチングの企画・ガイドに携わる田仲謙介さんが構成する “鳥業界、旬なヒト対談─タナカが今、話したい人“ という連載があり、2020年8月号では、[常夏の島、ハワイの魅力的な鳥たち]という特別編で、ハワイ固有種の鳥たちについての田仲さんと私の対談となっています。

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ハワイの鳥たちを守るためにご協力をお願いします。

いきなりショッキンな写真でごめんなさい。だけど、これはハワイの悲しい事実を証明する大事なシーンなんです。ハワイでは住民や観光客の一般的な行動範囲には、沢山鳥が住んでいますが、そのほとんどは外来種です。在来種(そのほとんどは固有種)は絶滅危機におかされています。プランテーションや牧場などのために自然環境が破壊されてしまったことも大きな原因ですが、人によって持ち込まれた蚊が鳥の感染病を媒介してることが、現在は最も致命的な問題です。以下は今行われているハワイの鳥たちを守るためのファンドレイジングGoFundMe “Help Save Hawaiian Birds: A’ole Mosquitoes Hawai’i “の情報を日本語に訳したものです。

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ハワイはハワイ在来種の鳥たちも含めて、世界で最も絶滅危惧種が多いところです。

ヒトがハワイに移住してきて以来77種を超える鳥たちが絶滅し、そのうち30種以上は人により蚊が持ち込まれてから絶滅しました。

1826年までハワイには蚊は存在しなかったのです! 蚊が致命的な鳥マラリ原虫や鳥ポックスウィルスを媒介して、貴重なハワイ在来種に感染拡大が進みました。現在残っている種も危険にさらされています。

特にマウイ島とカウアイ島は、温暖化により、在来種の鳥たちが残っている標高が高い環境に蚊の繁殖が広がってきています。

過去10年間に、種によっては個体数が50%、75%、98%も減少しました。このままでは、2100年までに、残りの鳥たちの多くは野生絶滅か、絶滅寸前となっているだろうと専門家たちは推測しています。

幸いなことに、蚊の繁殖を食い止めることができる先端技術の実用化がいくつか期待されています。

蚊がハワイに持ち込まれてから約200年経ってやっと今、安全に蚊を根絶させることが可能な解決法がいくつか開発され、ようやくハワイの在来種の鳥たちを破滅的な感染症を広げる蚊から守ることができる日が近づいてきました。

世界中ですでに広く使われている方法はボルバキア属細菌(Wolbachia)です。ボルバキアは世界中の昆虫の体内に高頻度で存在する共生細菌の一種です。面白いことに、雄の蚊と雌の蚊が、それぞれ異なるボルバキア属細菌株に感染していると、子孫を残せなくなります! この方法を用いて野生の蚊の個体数を96%も減少させたという研究例があります!

もう一つの方法は、遺伝子を編集するクリスパー(CRISPR)と呼ばれる最新の遺伝組み換え技術を利用して、雄の子孫しか残さないように雄の蚊の遺伝子を編集するというものです。(雄ではなく雌が鳥や人を刺す)この遺伝子が広がると、雄だけが存在するようになり根絶します。この技術はハワイの鳥たちを救うための初めての一番の望みです。 詳しくは https://abcbirds.org/biotechnology-hawaiis-invasive-mosquitoes/ をご参照ください。

ハワイの鳥たちを守るために、ハワイ大学ヒロ校の蚊の研究室では、ボルバキア属細菌(Wolbachia)とクリスパー(CRISPR)技術の開発と、野外での使用実現化に力を入れていますが、この非常に重要な研究を進めるためには資金援助が必要です。

ハワイの在来種の鳥たちの最大の脅威は明らかに蚊です。その次は時間です。新しい技術の開発、実験、実用化にかかる時間は、鳥たちに大きな影響を与えます。今までに例のない新しい技術が鳥たちを救うための望みを与えてくれますが、絶滅を食い止めるのが手遅れになってしまう恐れもあります。絶滅は永遠です。

ハワイ在来種の鳥たちを守るために、この重大な研究を支援してください。そして技術開発のスピードを上げるため協力ください。 GoFundMeを通して支援金を寄付することも可能(ハワイ時間の2020年8月15日まで)ですし、研究室へ直接寄付することも可能です。

 

2020-08-05 | Posted in BLOG, その他, 自然保護No Comments » 

 

2020年のハワイ火山国立公園カルチュラル・フェスティバル

これまで40年近くも毎年開催されたハワイ火山国立公園のカルチュラル・フェスティバルは、今年(2020年)は、新型コロナウイルスの影響を受け、ヴァーチュアルに行われることになりました。7月5日から7月11日までです。ハワイ火山国立公園のFacebookでご覧ください。

ʻOli Komo Opens the Virtual Cultural Festival

Aloha kakahiaka (good morning)! For nearly 40 years, Hawai‘i Volcanoes National Park has hosted an annual festival to share traditional Hawaiian cultural practices with visitors and the community, but due to COVID-19, we can’t do it in person this year. Instead, we invite you all to a #VirtualCulturalFestival! We open the festival by calling everyone together by blowing the pū (Hawaiian conch shell), and requesting permission to begin by chanting Oli Komo together. Oli Komo was written by Kumu Kepā Maly for the park to share. Follow along with our posts every day this week at 8:08 am (except the noon watch party for Saving ‘Ōhi‘a on July 8). We welcome you to your Hawaiʻi Volcanoes National Park! #FindYourVirtualPark NPS Video

Posted by Hawai'i Volcanoes National Park on Sunday, July 5, 2020


2020-07-05 | Posted in BLOG, ハワイの文化No Comments » 

 

NHK BS プレミアム体感!グレートネイチャー SP「驚異の大気循環」

NHK BS プレミアム体感!グレートネイチャー SP「驚異の大気循環」7月11日(土)午後7時30分

地球を取り巻く大気は、北米大陸では巨大な積乱雲が多数の竜巻を生み出し、ベネズエラにある湖では、年間300日もの雷が襲う。さまざまな大気の流れにより、貿易風はカナリア諸島に雲の滝、ハワイ・カウアイ島には、夜の虹を生む。また偏西風が生み出す究極の現象もある。

このスペシャルダイジェストの一部でハワイ・カウアイ島の雨が創った奇蹟の景観を観ることができます。


2020-07-04 | Posted in BLOG, 自然現象No Comments » 

 

ハワイ島で叶える50のこと「探しているものはハワイ島できっと見つかるはず」

ハワイ島で叶える50のこと
昭文社 旅行ガイドブック

現地最新情報にとても詳しいメディアコーディネーターでありフォトグラファーでもある、ハワイ島在住の石川結雨子さんが、とっておきの情報を公開しているハワイ島のガイドブック。

「秘密の場所でパワーチャージ」のページで、ハカラウ・フォーレスト国立野生生物保護区を紹介してくださいました。

この本の詳細はここをクリック


 

イオ(ハワイノスリ)

Original post on Instagram on July 14, 2018 by @birds_hawaii_pastpresent , Photo by @live.love.bird
🌿イオ(‘Io)は、ハワイ固有種の猛禽類の中で最後に生き残った種。
🌿北アメリカのノスリ属に近い種だが、長い翼を持ち、開けた空間で空高く飛び狩を行うノスリとは異なり、森で狩を行う。これはノスリ属では珍しい。イオの翼は短めで、尾は長め。アメリカ本土のノスリと同じで、色の薄いタイプと濃いタイプがある。他のノスリ属の種と同じくオスよりもメスの方が大型。オスは動きの速い獲物を捕らえるのに体が小さい方が有利、メスが抱卵して、雛を育てる。
🌿本来ハワイ諸島に広く分布していたが、現在はハワイ島のみに生息している。外来種の鳥やネズミ、マングース、子ネコなども食べ、鳥の病気に強く、標高の低い環境にも生息している。個体数は増えていて、島のあらゆるところに生息している。


2020-07-01 | Posted in BLOG, No Comments » 

 

オーマオとプアイオヒ

Original Post in English was on Instagram on February 21, 2018 by @birds_hawaii_pastpresent 🌿 かつてハワイには、少なくとも5種のツグミが生息していましたが、ネズミやネコなどに捕食されたり、生息環境の悪化や、病気などが原因で、現在は2種しか残っていません。ハワイ島のオーマオ(‘Ōma’o ハワイツグミ、上の写真2枚)と、カウアイのプアイオヒ(Puaiohi カウワイツグミ、下の写真2枚)です。オーマオは脚が黒く、プアイオヒは脚がピンクで、目のまわりの色が薄く、オーマオよりもやや小柄です。
🌿 オーマオはハワイ島の風上側のやや雨が少なめな森林や、雨が多い森林、高山の灌木地帯に、17万な、20万羽います。ハワイ島の風下側は1900年代初期にいなくたってしまいました。
🌿 プアイオヒはカウアイ島のアラカイ自然保護区に500羽以下しか残っていない絶滅危惧種です。森林の中にある切り立った谷に生息し、谷の斜面に巣を作ります。ネズミが巣をあさり、ネコが巣立ったばかりの幼鳥を襲うので、これらの動物の駆除をし、これ以上の個体数の減少を食い止める努力を行なっています。
🌿 オーマオもプアイオヒも、そしてアララー(ʻAlalā ハワイガラス)は、植物の実を好んで食べるので、森林に実をつける植物があることは大事であり、種子を散布する鳥たちは、生態系の大事な一部です。


2020-05-11 | Posted in BLOG, No Comments » 

 

イイヴィ(ベニハワイミツスイ)

🌿 Original content in English by @birds_hawaii_pastpresent on Instagram on August 8, 2018
🌿 Photo by Ann M. Tanimoto-Johnson

🌿 キャプテンクックがハワイ諸島を発見したころには、イイヴィ(i’iwi ベニハワイミツスイ)の個体数は約1900万でしたが、現在はその約0.03%、約60万羽以下しか残っていません。そのうち約51万羽はハワイ島です。マウイ島は約6万羽、カウアイ島は約3000羽、オアフ島とモロカイ島は、どちらもたった5-10羽だけです。

🌿 昔ハワイでは鳥の羽を、アリイ(ali’i 最高位に属する人たち)が身につけるアフウラ(‘ahu’ula ケープ)などに用いられていました。イイヴィの非色の羽は、戦争の神クー(Kū)と関連づけられ、精神的な保護を受け、戦いの力や技、支配力を授かることができると考えられていました。1着に約6万羽の羽が必要ですから、もし現在作るとすれば、残っているイイヴィ全部の羽を合わせても10着ほどしか作れないです。

🌿 悲しいことに現在イイヴィは急激に減少していて、2017年より絶滅危惧種に指定されています。鳥のマラリアを媒介する蚊の解決策の研究、ノブタ、ノヒツジ、ノヤギなどの侵入防止のための柵の設置、森林再生などの努力が払われています。

🌿 ハワイだけでなく世界中で人間が起こした自然環境破壊。関心を高めて、ボランティア活動などに参加するなど、まずは身近な環境でできる限りの努力をしましょう。


2020-05-09 | Posted in BLOG, No Comments » 

 

第50回目のアースデイのNASAのポスター

2020年4月22日、第50回目のアースデイのNASAのポスターは、木と人間の循環器とデルタ地帯と生き物を組み合わせたデザイン。

https://science.nasa.gov/toolkits/earth-day-2020 からパソコンや携帯のウォールペーパーをダウンロードすることができます。

YouTubeで、このポスターについての解説を聞くことができます。


2020-04-21 | Posted in BLOG, 自然保護No Comments » 

 

「Share Aloha」 ハワイ州からのメッセージ

「Share Aloha」
ハワイ州からのメッセージ動画
私たちの心は繋がっています。

新型コロナウィルスの状況やハワイへの渡航に関する情報は
ハワイ観光局のウエブサイトをご覧ください。


2020-04-18 | Posted in BLOGNo Comments »