研修旅行・海外実習

長野県南安曇農業高等学校：2004年のハワイ熱帯農学研修

＜＜南安曇農業高等学校ＰＴＡ、一柳 進さんからのお便りです。＞＞
この度は、私共南安曇農業高等学校、ハワイ熱帯農学研修団を受け入れていただき、すばらしいガイドをしていただきました事、心よりありがとうございました。この研修には日本において、８回ほどの事前学習があり、生徒たちはハワイについて勉強し、心に思い描き、出発をしました。そして実際に、ハワイを見ました、触れました、わからないところは質問をしました。今回の目的は、ハワイ熱帯農学研修でありますが、その内容の１つとして、自己啓発をする、自己内面への挑戦でもありました。生徒たちにとって今回の研修は、意識、無意識にかかわらず、多くの発見をしたと思います。自分の将来への進路目標にも大きな影響を与えたと思います。タロ芋の、ジム・ケインさん一家には多くを学びました。あのような心のこもった歓迎は私たち地域では、あまりありません。目に見えない人間の心を見ました。ライフスタイルに自身と誇りを持っておられる、只利潤の追求だけではない、農業を心から愛しているという事が身について自然であり、心豊かな人間本来のゆとりのある生活を楽しむという事を教えられました。今の日本農業に欠けている大事なことを発見した思いであります。すばらしき良きガイドをしていただきありがとうございました。益々のご発展をお祈り申し上げ、お礼の言葉とさせていただきます。
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＜＜南安曇農業高等学校の宮坂 敦志先生からのお便りです。＞＞
本校ハワイ熱帯農業研修におきましては、長谷川さんには大変お世話になりました。改めてご尽力いただきました事に御礼申し上げます。帰国してからは、事後研修を行い、アンケートも実施し、大変な反響であった事は言うまでもありません。また、生徒達には「農業研修」と「国際理解」の両面からレポートの提出を義務づけました。また、保護者に対しても生徒達自身の手で報告会を行う様に計画を致しました。生徒達の反応は、特に女子は非常にこの研修を自分の進路に結びつけようと考え、前向きに授業に取り組む姿勢が顕著に表れていると教科担当者から報告を受けております。嬉しい限りです。私たちの仕事は一人でも大きく成長する可能性があるならばやらねばならぬ物ですので、研修だけにスポットを当てるならば「大成功」の評価ではないでしょうか。生徒達は、頑張っている「母親」がどうも好きなようです。長谷川さんに刺激を受け代わっていく子供達を見ると嬉しくなります 。 ありがとうございました。
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＜＜平成１５年度ハワイ熱帯農業研修事後アンケートより抜き出した生徒さんたちの感想です。＞＞
ハワイ研修の内容について、何が良かったのか・・・
ハワイ研修は今後も必要である理由は・・・
●通訳がいた為、自分の疑問に対して正しい答えを得る事が出来た。
●日本とハワイの農業の関連が理解出来た。
●ワイピオ渓谷のタロイモ畑、バナナ農園、ハワイ大学での実習が良かった。得るものが大きい。もっと時間が長いと更に良い。
●普通見ることのできない、経験できない所を見たり体験できたりしたことはとても大切だと思う。
●事前学習で覚えていた知識を使って研修が出来た。ただ見るだけではなく、分からない事を質問し、実際に体験した事が良かった。
●滞在日数をフルに学習に使った事。
●ワイピオ渓谷でお世話になったジムさんや長谷川さんに、これからの農業や日本が忘れていた事を思い出させてくれた事。
●日本と違う農業、熱帯作物の勉強が出来た。
●タロイモ畑の「ドロ」の良さ、日本がどれだけ他の国より恵まれているか行ってみなければ分からない事が少しであるが分かった事。
●熱帯作物（バナナ・パパイヤ）の知識が高まった。勉強した英語が活用できたこと。 日本では絶対体験出来ない農業が出来た。
●研修が充実していて良かった。事前学習で学んだ事が生かせる研修であったから。
●海外の人の見方が変わったこと。
●ワイピオ渓谷で見た風景、タロイモ畑の水田、川遊びなど日本では学ぶ事が出来ない事を学んだ。
●短期間ではあったが、ハワイの歴史や農業についての知識を身につける事が出来たから。
●全て良かった。特に火山の傷跡やワイピオ渓谷など雄大な景色が自分の目で見れた事がよかった。
●自分としてはとても充実した研修であった。自分は行けないが、来年も是非やって欲しい。 ハワイの農業について良く理解でき、雰囲気も最高であった。今までの価値観をひっくり返された感じです。
●日本から消えてしまった物がハワイにはあった。今後も続けていく事でプラスに働く事は間違いありません。日本を知る為には、ハワイ海外研修は必要です。
●今回の研修では、知らない事を見たり体験した事に大きな価値があると思っているから。
●自分たちだけがこんなに良い体験をするのはもったいないような気がしたから。他の人にも見て貰いたい。
●海外を知る、日本を知るきっかけになる。自身がつく。
●参加してみて自分の気持ちが変わったから。
●日本にはない作物を見る事が出来たから。
●日本以外の地域での研修の中で、観光ばかりに目をとらわれてしまうハワイはとても良い研修場所だと思った。
●世界の見方が分かるし、自分自身の世界が広がる。
●ハワイでしか体験できないことが多いから。
●これ程農業が楽しいと思った事はなかった。こういう思いをもっといろんな人に体験して欲しい。
●この研修で、今後の勉強で生かせる事が多く学べたから。
●外国の人の考えを理解出来るから。
●キラウエア火山など、日本では見られない風景が見られる。農園の風景なども見て欲しい。
●ハワイに対して一般的に「娯楽」のイメージがあったが、実際に行ってみると色々な歴史や農業が学べる。
●他国との交流を通して、日本との違いや文化、地理を身をもって体験出来るから。
●通訳を介して自分が疑問に思っていた事を正確に理解する事が出来たので、農業研修としては充実していた。研修を通して一緒に行った人たちとの絆が出来て良かった。
●今まで日本にいたら、「妥当」な道を選択していたかも知れないが、ハワイに行って変わった。手間のかかるタロイモを子供と一緒に栽培しているジムさんや、長谷川さんなど大勢の方を見て「進路は一つではない」と思った。 はっきり言ってハワイに住みたい。長谷川さんの仕事を手伝って英語を学ぶ、バナナ農園でアルバイトをする、ワーキングホリデーを使って１年くらい現地で暮らすなど、考えると「進路は無限大にある」と思い、やりたいと思う事も今までと比べると倍以上にふくらんだ。今回は大変良い研修だった。（学習したことが多すぎです。）またハワイに行きたい！
●今回の研修はハワイで行われたと言う事で、本校にとっては初めての研修であったが、その中で得たものはとても大きかった。
●スケジュール的には忙しくて辛いときもあったけど、行く前と後では物の見方、考え方が変わっていた様な気がする。研修の３日目に初めて現地の人に自分の言いたい事が伝わったときは嬉しかった。
●バナナとパパイヤは日本向けの物について学べたので良かった。
●ワイピオ渓谷の坂は辛かった。しかし、その辛さ以上の良い研修だった。ごはん？さすがに米国、ワイルドだった。
●すべて（農業・個人会話など）に対して知識が高まった。
●一番に思ったのが「期間が短い」だった。楽しすぎた。楽しいというのは「観光的」に楽しいというのではなく、「勉強になる、もっと勉強したい」という前向きな考えになった事。後一番びっくりしたのは、自分が今までより「積極的」になれた。最後のディナーの時に「フラダンスやりたい人」っていわれて、「ハーイ！」ってまさか自分が言うとは正直思わなかった。「やりたい」って思って手を挙げるのは勇気がいると思うけど、でもすごい楽しかったから良かった。
●４泊６日は短かったけど、多くの事が学べ、ハワイの文化に触れる事が出来て良かった。 今まで 海外は怖い所と思っていたが、みんなとてもいい人で考えが変わったので行ってよかったと思う。
●最終日の夜の食事の時には「ムームー」という伝統衣装を着て正装し食事をしたが、最初は恥ずかしかった。しかし、フラダンスを教えてもらって良かった。バナナ農園やパパイヤ農園を見たとき、検査が厳しいんだなと思った。
●ワイピオ渓谷のジムさんのタロイモ畑で農園体験をしたとき、田植え、除草、収穫と３種類の実習が出来て良かったと思う。１つ１つの作業に面白みや学ぶ事があって本当に楽しかった。どの作業も大切さが伝わってきた。全体を通して良い研修が出来て良かったと思う。
●最初は正直言ってこの研修に参加する事を迷っていました。何故かというと、「ハワイ」といえば「海が綺麗で日本人がいっぱいいて、芸能人も良く行くバカンス」というイメージが自分の中にあったからです。しかし、この研修に参加して大きく変わりました。確かに海は綺麗だったけれど、ハワイ島は自然が一杯で歴史がいっぱいあり、絶対一言では言い表せない位に奥深い所でした。日本よりはるかに小さい島なのに、日本の景色よりスケールが大きかった。今になっては最高に良い思い出になった。