旅行記

美しきカウアイ島

カウアイ島のカララウ渓谷

カウアイ島の総面積は、東京都の約3分の2。とても小さな島。島が誕生してか約500万年を経て、自然の力により彫刻された島。その美しさを一目見るだけで、息を呑むような感動に包まれます。数多くのハリウッド映画の舞台にもなったという事実に納得できます。この小さな島は、絵のような景色が一杯詰まっている「庭園の島」だ。
カウアイ島は、私が住んでいるハワイ島と比べると対照的です。ハワイ島にはダイナミックな美しさが多いですが、カウアイ島には繊細な美しさが多いです。カウアイ島がハワイ島のように地学的に幼年期で、まだ火山活動があったころは、山の頂が雲の上に突き出た大きな島だったのでしょう。島の生い立ちを想像しながら巡ると、益々偉大な自然の力を感じ取ることができます。
カウアイ島の森の固有種の植物たちと固有種の鳥たち、そして海鳥たち、目を瞑ると今でも島の美しい姿とともに鮮明に目に浮かび、もう一度あの自然と一体になりたいという気持ちが溢れ出してきます。
カウアイ島の内部はハワイ島の東側に面した山側の森と同じように、美しい自然が雨により護られ残されています。そこは緑の楽園です。雨にだけではなく、深く切り込まれた渓谷により護られています。
観光地化が過度に進んでいないというところが、カウアイ島の魅力の1つです。ハワイ島の西側は、見る見るうちにリゾート観光開発が進んでいます・・・ハワイ島は土地が広いため、オアフ島のワイキキのようなゴミゴミとした雰囲気がないというのが救いなのかもしれないが、マスツーリズムが波の様に押し寄せてきています。開発が過度にならないように願います。

 

2006-05-13 | Posted in 旅行記No Comments » 
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