ハワイの文化
ウィリウィリの花が咲くとサメが噛む
ハワイでは「ウィリウィリの花が咲くとサメが噛む」という諺‘ōlelo no‘eauがあります。ハワイ語ではPua ka wiliwili, nanahu ka manōと言います。
ハワイ固有のデイゴであるウィリウィリ(Erythrina Sandwicensis)は暑い時期(Kau wela)の終わりら雨が多い時期(Ho‘oilo)が始まる前にかけて(大体9月ごろから11月ごろまで)開花しますが、この時期はサメの繁殖期でもあるそうです。サメは夕方から明け方までは特に活動的で浅瀬(波打ち際や河口付近)に来ますが、特に繁殖期には襲撃しやすいようです。lālani kalalea(rows of protruding fins)と言います。
つい最近(2006年8月29日と30日)、ハワイ島サウスコハラの海岸から50m以内で全長3?4.5mのタイガーシャーク(イタチザメ)が数匹目撃されたので、ビーチパークが閉鎖されました。実は数週間ぐらい前から何度もサメが目撃されていたようです。山側ではちょうど今ウィリウィリがたくさん花を咲かせています。
自然と密着した生活をしていた昔の人たちの知恵は正しいのだなあと、つくづく思いました。
「サメの襲撃を避けるための安全対策」については、ここをクリック。
2006-09-06 | Posted in ハワイの文化 | No Comments »
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