自然保護

森と雨

Hahai no ka ua i ka ulula’au.
Rain always follow the forest.
(ハワイのことわざ)

雨が降ると、木々に雨があたり、ポタポタと下に落ちます。森林があると、落ち葉の層があり、湿って湿って腐りかけた落ち葉の層があり、腐葉土の層があり、岩石が土になった層があり、雨水は下にある岩石の層へと染み込んでいきます。ろ過された水が、泉に溢れ出してきたり、川に流れ込んでいきます。フカフカとした腐葉土はスポンジのような役目を果たしてくれます。そこに雨水がたくさん吸収されます。

森の木々を切り倒してしまうと、雨水を吸収する層が少なくなり、土を支える木々の根がなくなり、洪水や土砂崩れが起きやすくなり、ますます、雨水を蓄える層が流されてしまいます。川の水も濁ってしまいます。土砂が海に流れ込んでサンゴ礁に害を与えます。

森は緑のダムです。森がなくなると川の水が涸れてしまいます。森がなくなると降水量も減少します。荒れ果てた土地となり、風が土を吹き飛ばしてしまいます。嵐が土砂降りをもたらすと、土が洗い流されてしまいます。森に住んでいた生き物もいなくなってしまいます。


このブログは、ハワイ島でエコツアーを案内するHAWAII NATURE EXPLORERSの環境保護への取り組みのひとつです。緑豊かなヒロよりアロハをこめて発信しています。

2007-05-08 | Posted in 自然保護No Comments » 
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