自然保護

1959年(ガラパゴス諸島とハワイ諸島)

南アメリカの赤道直下にある、エクアドル共和国に属釣るガラパゴス諸島は、大陸から約1000キロ離れたところに点在する島々です。ハワイ諸島と同じようにホットスポットの活動により生まれた火山群島です。進化論を提唱したチャールズ・ダーウィンが注目した生き物が住んでいるところです。

ガラパゴス諸島は大陸から隔離されたところなので、独自の進化を遂げた固有種が多く存在することで有名です。総面積は7800平方キロメートルで、1959年に総面積の97.5%が国立公園として指定され、1978年に世界遺産として登録されました。現在では年間来訪者を65000人に定めた管理を制度化して、各島々の固有生物が、今後も独自の進化を続けながら生き続けることができるように自然を保護しています。

ガラパゴス諸島が国立公園となった1959年は、ハワイがアメリカ合衆国の50番目の州となった年です。ガラパゴス諸島よりも、はるかに孤立した島々であるハワイ諸島なのに、わずかに保護された場所以外は、変わり果ててしまい、固有生物の多くが絶滅してしまったハワイ諸島・・・ 太陽と海を売り物にしている「リゾート観光地」としてのハワイ・・・ あ?、もったいない・・・

多種多様に独自の進化を遂げたハワイ固有植物や固有の鳥たちは宝物、Botanical TreasuresとAvian Treasuresです。


このブログは、ハワイ島でエコツアーを案内するHAWAII NATURE EXPLORERSの環境保護への取り組みのひとつです。緑豊かなヒロよりアロハをこめて発信しています。

2007-07-23 | Posted in 自然保護4 Comments » 

コメント4件

 Terumi | 2007.07.29 1:55

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あ~ もったいない。
自然や生物を愛するその気持ちすごく分かります。
・・・だけど、
南国、リゾート、楽園。。。
その部分にも少し惹かれている私がいます。
もちろん大自然があってのことですが。

 Kumiko | 2007.07.29 2:21

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ハワイは太平洋の真ん中にあり、人間にとっても、農業にとっても最適な気候ですから、昔、貿易船や捕鯨船や場所であったし、米軍基地もあり、牧場にも、サトウキビ、コーヒー、パイナップル、バナナ、パパイヤ、マカダミアナッツなどのプランテーションに適した土地もあります。海辺のリゾートも非常に素敵なものがたくさんあります。これらは、ハワイの経済を支えてきたものですから、全く否定することはできませんよね。
大切なのはバランスだと思います。バランスが崩れた状態では、自然にもよくないし、地元社会にもよくないですよね。
夕べ「ネットから学ぶ身近な観光学」のブログ記事 http://ecozytravel.blog49.fc2.com/blog-entry-58.html を読んで、益々そう思いました。

 Terumi | 2007.07.29 15:44

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そうですね。完全に否定もできないけど、肯定もできない。
  バランス  本当に"それ"が大切。
観光ブームを仕掛けるのは大体、他国の企業。それも、現地の住民の意見をほとんど取り入れず。
今、地球全体のバランスが崩れていますね。
私達にできることはなんだろうか。

 Kumiko | 2007.07.29 19:06

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誰にでもできることもあれば、そうでないこともあるので、何でも自分にできることを、たとえ小さなことでもいいからやっていくという心がけが大切なんだと思います。

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