家族旅行
家族でバードウォッチング
<<森山 美佳子さんからのお便りです。>>
長谷川様
息子に色々やったアクティビティの中でどれが良かったか、帰国後尋ねたところ、彼は減点加点方式で一つ一つにスコアをつけて答えてくれました。どのアクティビティも良かったので基礎点はどれも5点満点からスタートだったのですが、バードウォッチングは道がすごく大変だった分マイナス2点、でもネネが見れたことでプラス1点の4点となり、見事ヘリツアーと同点首位となりました!ネネは前日の星空ツアーの車中で、車でぶつけて死なせると5000ドルの罰金と聞かされていたこともあり、非常に希少な鳥と認識していたようです。ただ悔いが残ったというのは、最後に発見したアキアポラアウの写真を撮ればよかったということでした。かなり接近した距離で結構長い時間見ていましたから、撮れたのではないかと思ったのでしょう。実際には動きが激しい鳥だったので、無理だったとは思いますが。
職場の人から「固有種なんて見られないよ」と出発前に言われたことは、ツアーのときにお話したかと思いますが、帰国後その人にエレパイオもオマオもイイヴィもハワイクリーパーもアキアポラアウも見たよと報告したら、当然驚かれました。それは登録されたガイドでなければ案内できないハカラウ森林保護区でのウォッチングだったから、と説明したら、そういうガイドを見つけだしたこと自体がすごい、と褒められました。ハワイガラスを絶滅(野生で)に追いやった理由や、残されている固有の鳥たちも標高が高い森林でないともはや生息できない理由も、動物博士と言ってよいその人も知らなかった話だったようで、単なる「鳥見っけ」ではなく、ハワイ島のあまり知られていない自然(破壊)の現実を端的に知ることが出来て非常に良かったです。願わくばこれ以上あのゴースが繁殖拡大せず、鳥たちのパートナーであるコアやオヒアが戻ってきてほしいものです。