ハワイ島: 夏から冬に移り変わるとき

hawaiian forest

 
ハワイでは1年は2つの季節に分けられます。夏に当たるカウ(日が高く高温で貿易風が安定した5?10月)と、冬に当たるホオイロ(日が低く涼しく、風の不安定な11?4月)です。通常の場合、ホオイロ(11?4月)はカウ(5?10月)に比べて雨が多く、気温も特に朝晩は低くなります。
ハワイ島の森の小鳥達は(保護されている森では)、特に7月から9月の間は、異なる種の小鳥達が群れをつくって、群れ全体が餌を求めて次々と同じ木に移動して行きます。これは、日本では冬にみられる現象です。
小鳥たちが混群をつくる理由は、多く目で敵を早く見つけられるから、自分が敵に襲われる確率が下がるから(ハワイ島にはイオ、ノスリがいます)、餌をみつけやすいからだろうと考えられています。混群で行動することに利点があることには間違いないでしょう。
ハワイの森の小鳥達はホオイロの月が繁殖期という種が多いです。今年も10月になりました。夏の間、混群になって行動していた森の小鳥達は、いよいよ繁殖期に向けて解散する時期に入ったようです。さえずりも多くなってきました。つがいも見かけるようになってきました。これからの時期は、ハワイの森は賑やかになります。
(この写真は、日本野鳥の会・東京支部の幹事を務めていらっしゃる糸嶺篤人さんと奥様の宏子さん から送ってもらったものです。マハロ!)

2008-10-04 | Posted in No Comments » 
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