植物
ココヤシについて (その5)
ニウ(ココヤシ)の花が咲いてから、実が完熟するまで、約1年かかります。この写真を見ると鞘状のシースの中から取り出した花と、咲いている状態の花と、小さな実から大きくなっている実、最後には古くなった実まで見ることができます。実の色は、緑、橙、灰褐色に変わっていきます。
沢山花を咲かせますが、雄花がほとんどで雌花は少しだけ。雌雄同株ですが、雄花と雌花の開花期が異なるので、複数の木が花を咲かせていないと受粉の確率が非常に低いです。現在ハワイでは日中、外来種のハチたちが受粉を促してくれているようですが、もともとハワイになかった植物ですから、ポリネシア人が持ち込んだころ、外来のハチたちがいなかったころ、どのような生き物が受粉を促してくれていたのでしょう。風でしょうか、昆虫でしょうか。ハワイ固有のヤシ、ロウルの花の受粉を手伝っていたものと同じでしょうか。東南アジアなどではコウモリも受粉を手伝ってくれるそうです。ハワイのコウモリは虫を食べる種しかいません。
ココヤシについて
その1(寿命、利用価値、実や葉を落とす作業など)
その2(実の割り方、成分、カプ制度など)
その3(名前の由来、発芽孔についてなど)
その4(食用の実について)
コメント4件
Kumiko | 2008.11.09 10:10
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こんにちは。ハワイではポリネシア人たちが持ち込んだ種と、西洋人たちの渡来後持ち込まれた種を別扱いするのですが、いずれにせよ移入種ですね。
ほんと、ヤシノキといえばハワイに定着したイメージですよね。
hanana | 2008.11.09 14:25
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お花から実になるまでの過程がよくわかります!
雄花と雌花の開花期が違うんですね…
今年の夏、家庭菜園でスイカとメロンに挑戦して自己流人工授粉もしてみました。
ヤシの木は人工でというわけにもいきませんね^^;
Kumiko | 2008.11.09 17:16
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すごいなあ。ご自分で人工授粉やっちゃうんですね。
ブリッキーヌ | 2008.11.09 9:51
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家のブログにコメントありがとうございました。
遊びに来させてもらいましたよ。
ハワイ=ココヤシみたいなイメージを勝手に持ってました(笑)。
移入種だったんですね!
フルーツバットの仲間もいないんですね、海外の自然となるととんとうといものだなと改めて思いました。
これからも、こちらに遊びに来させていただきます。
これからも、よろしくお願いしますね!