ハワイアン・フード
ポイ (Poi)
米が日本人にとって欠かせない主食であるように、タロイモはハワイ先住民にとって欠かせないものでした。現代人もタロイモを食べます。ただ蒸かして食べても美味しいですが、蒸かしたタロイモをつぶして、少しずつ水を加えていき、どろっとさせたポイ(poi)をよく食べます。ポイは直ぐに売り切れてしまいます。
大抵ナイロン袋に入っていて、冷蔵されていないものが市販されています。当日作ったもの、1日経ったもの、2日経ったものなどありますが、日が経つにつれ酸味がでてきます。それが好きだという人もいますが、そうでない人もいます。 水を加える前のものはパイ・アイ(pa’i ‘ai)と呼びます。これはポイよりも日持ちがよいです。
私は酸味のないものが好きです。袋入りで冷蔵されていないものだと、いつ作ったものかを見てから買っています。
上の写真のポイ「Hanalei Poi」は、このような容器に入っていて冷蔵されているものです。冷凍されている場合もあります。これは酸味がないタイプです。カウアイ島のハナレイ渓谷のタロイモで作ったものです。
このハナレイ渓谷の写真は近藤純夫さんが撮影なさったものです。(実は、このポイの記事を書いたときには、私が撮った写真を使ったのですが、ハナレイ渓谷の美しさが十分に表現できていない写真でした。そこで近藤さんが、この写真を提供してくださいました。近藤さん、ありがとうございます!というわけで、2008年12月12日、この近藤さんの写真を加えて、この文章と以下を追加しました。)
タロイモはポリネシア人がハワイに持ち込んだ植物です。ハワイ語ではカロ(kalo)といいます。タロイモ畑のことをロイ(lo’i)といいます。
ロイでは、水がちゃんと流れているかをチェックしたり、雑草を取り除いたり、畦がしっかりとしているかを点検したり、ロイの周りの草刈をしたり、収穫まで色んな作業が必要です。手で植えて、手で収穫します。フリ(huli)と呼ばれる、カロの上部と茎の部分を植えてから10?14ヶ月ぐらい(種類)によって異なります)経つと収穫します。 下の写真は収穫している様子です。
19世紀にロイは減少してしまいました。土地が売買され、伝統的な土地の利用は資本主義社会に適した利用に置き換えられ消えていきました。サトウキビ・プランテーションのために用水路がつくられて、ロイに水が流れてこなくなりました。ワイキキなどは運河が作られ水田だったところは埋め立てられました。タロイモよりも米やパンを食べる人が増えました。カロの栽培も含めてハワイ文化は原始的と思われました。様々な原因でロイは減少してしまいましたが、現在ハワイ文化を重んじる人口が以前よりも増えています。もっともっとロイが見直される時代が来ますように。
コメント4件
Kumiko | 2008.12.07 2:16
SECRET: 0
PASS: b4dee3df511b5ce2d6630c4d13a9beae
固まりも入っていたんですか。それはまだ食べたことないですねえ。
mami | 2008.12.09 1:29
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
私も食べました~!!Lilikoiさんと一緒に!!
出来立てのあったかい「Hanalei Poi」
Bobbyさんのツアーに参加された方みんなで
楽しくいただきました。
今まで食べたPoiの中でNo.1!!
容器がとっても気に入って持って帰りました。
今でも大切に私のKauaiコーナーに
飾ってありま~す!!
私は再来週には食べれないな~(笑)
Kumiko | 2008.12.09 1:41
SECRET: 0
PASS: b4dee3df511b5ce2d6630c4d13a9beae
クセがなくて(独特な味が控えめで)食べやすいポイですよね。
Lilikoi | 2008.12.06 23:42
SECRET: 0
PASS: 0f0c243f0e8881b92bd514af045ddb5e
これこれ!出来立ての温かいPoi最高です♪
あ~~ん♪また食べた~い\(^o^)/
この味思い出しちゃいましたぁ~~(^_-)-☆
切りくずの固まりが入ってるところ
Bobbyのお陰でいただいた事が\(^o^)/
最高でしたぁ~(^_-)-☆
再来週・・・食べれないかなぁ~(ワクワク)