ハワイアン・フード
Puaʻa Kālua 蒸し焼きしたブタ
ハワイには、西洋人が移入したイノシシがあちこちに棲んでいます。feral pigまたはwild pigと呼びます。意味は野ブタです。ハワイ語ではプアア(pua’a)です。この写真のは、知り合いの家で飼っているものです。(飼っていたと過去形で言ったほうがよいかもしれません。なぜなら、2006年に撮った写真なので、もうすでに調理されてしまっただろうからです。)
地面に穴を掘り、イム(imu)というかまどを作って土の中で蒸し焼きする方法は、ハワイの伝統的な調理法です。このように蒸し焼きする調理法をカルア(kālua)と呼びます。
このように調理したブタのことをカルア・ピッグといいいます。またはカルア・ポークです。ハワイ語ではプアア・カルア(pua’a kālua)。
地面に掘った穴の中に、直径20-25センチの石を沢山(穴の底部を敷き約2重に詰められるだけの数)入れ、その上に木を沢山置いて燃やします。
木が燃え終わったら、墨を取り除きます。
石をイムの底部に均等に並べます。
焼いた石は、とても熱くて、気泡の中が赤く見えます。
バナナの幹を細長く切ったものを石の上に置いて、その上にブタを置きます。この日のは豚肉をティーの葉で巻いて、それをアルミフォイルで包んだものを調理しました。お鍋の中に入っているのは、タロイモと黒砂糖とココナッツミルクを混ぜたものが入っています。kulolo(クロロ)というデザートができます。
その上に熱い石をいくつか置いて、
ティーの葉とバナナの葉を沢山置きます。
水で濡らしたキャンバス地を置いて、
蒸気を逃がさないようにタープで覆い、
もう一重覆って、
土で覆って、完了です。これまでの過程は約2時間。これは朝の作業です。8時間後にイムを開けます。
夕方、ティーの葉とアルミフォイルで包んだ肉をとりだして、肉だけを大きな入れ物に入れて、肉をフォークで裂きます。塩で味を調節して(醤油を加えるのもいい)出来上がり。
コメント2件
Kumiko | 2009.04.08 2:32
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イムで作ったカルアピッグはとても美味しいです。そのように作ったカルアピッグを手に入れることができるときは、大目に買って冷凍しています。とても美味しいです。伝統的な調理法が受け継がれているのは、とても素敵なことですよね。
Keiko | 2009.04.07 4:54
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時間をかけて準備をして調理をしてそれをみんなで頂く、という工程が豊かだなぁと思います。私はまだInuで調理されたカルアピッグを食べたことがないので、いつか準備をするところからかかわり食べたいなぁと思っています!