火山
キーラウエア火山のシャッター・リング
この写真は、2006年2月に友達と赤い溶岩が見えるところまで歩いて行く途中で立ち寄ったシャッター・リング(Shatter Ring)と呼ばれる砕けた溶岩でできた円形の壁のような構造です。高さは1.5?2メートルで、直径30メートルほどの大きさだったと思います。
シャッター・リングは、活動している溶岩トンネルの上部にできるもので、何らかの原因で溶岩トンネルの天井が内側からの連続的な圧力と熱に耐え切れず破壊され押し上げられてできます。最後には内側が陥没して、外側だけが盛り上がった状態で残り、円形の縁取りのような形状ができます。(shatterとはガラスなどが粉々に割れることで、ringは輪です。)
左のUSGSのビデオは、シャッター・リングの形成の様子で、溶岩が流出しているのがわかります。(撮影日時:2006年10月16日午前6時20分ごろから約2時間20分)
このシャッター・リングのサイズは、直径55メートル、高さ2.5メートル。内側はシャッター・リングの外側の溶岩台地よりも1メートル低かったそうです。形成中、中心部は5メートルぐらい盛り上がったそうです。
2009-06-03 | Posted in 火山 | No Comments »
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