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ハワイ島ヒロのカメハメハ大王像
これは ハワイ島ヒロ湾に面したワイロア・リバー州立公園にのにあるカメハメハ大王像です。1997年の6月10日に建てられました。
この銅像は、1963年より当時カウアイ島のプリンスビル・リゾートのオーナーであったプリンス・コーポレーションが所有していたものです。リゾートへの入り口にこの銅像を建てる予定だったそうですが、カウアイ島はカメハメハに征服されなかった島なので、カメハメハ大王の銅像は相応しくないという抗議があり、保管されたままでした。カウアイ郡に寄付することも提案されましたが承諾されませんでした。
カメハメハはハワイ島北部のコハラ出身で、ハワイ島を統一した後、マウイ島、オアフ島を征服しました。ヒロはカメハメハの最初の首都で、800艘のカヌーを造ったところであり、10代のころに持ち上げたという巨大な岩ナハ・ストーン (それを成し遂げた者が王になるという予言がありました)があるところです。
ヒロはカメハメハ大王の銅像に相応しい地ということで、Mamalahoe region of the Kamehameha Schools Alumni Associationに寄付され、カウアイ島からハワイ島へ運ばれてきました。運送費と工事費に10万6千ドル掛かったそうです。
ハワイ島北部のコハラにあるオリジナルのカメハメハ大王像のレプリカではありません。オリジナルの銅像よりも大きく、高さ14フィート(4.26メートル)、槍の先までだと18フィート(5.48メートル)。顔はもっと西洋人的な顔です。衣装は金メッキされています。イタリアのヴィチェンツァ(Vicenza, Italy)フラカロ鋳造場(Fracaro Foundry)のR. サンドリン(R. Sandrin)の作品です。
ヒロに建てられてから5年ぐらいで金メッキが剥がれ始め、下塗り用のペンキが見えてきました。金色だった衣装が次第に赤くなってしまいました。2004年に修復が行われました。23カラットの金粉が使われたそうで、3万ドルの修復費が掛かったそうです。
6月11日はカメハメハ・デイというハワイ州の祝日です。この写真は2009年のカメハメハ・デイに写したもので、大王の差し伸ばされた右腕に沢山生花のレイがかかっています。