植物

コオロア・ウラ

Abutilon menziesii

アオイ科アブチロン属のコオロア・ウラ(ko’oloa ‘ula)は、ラーナイ島、マウイ島、ハワイ島、オアフ島の低地乾燥林にある植物で、特定のところにしかない稀な固有種です。(Abutilon menziesii)
2?3メートルの低木で、花は小振りで、少し下を向いています。花の色は薄いピンクからエビ茶色です。葉は薄い緑でハート型をしています。
農地、牧場、住宅など開発により減少してしまいました。野ヤギや野ネズミ、外来植物の繁殖、火事、外来のコガネムシなどもコオロア・ウラの減少の原因です。現在、野生の個体が残っているところは10箇所もないそうで(ラーナイ島2箇所、マウイ島5箇所、ハワイ島1箇所、オアフ島1箇所)、個体数は計450?500ぐらいだそうです。とても希少な絶滅危惧種種です。
 
ラーナイ島には、コオロア・ウラと共通祖先を持つアブチロンがもう一種あります。(Abutilon eremitopetalum)

2009-08-10 | Posted in 植物2 Comments » 

コメント2件

 とっとこ | 2009.08.11 22:41

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深みのある綺麗な赤のとても素敵な花ですね
この様な花は、絶える事の無いように願いたいです

 Kumiko | 2009.08.12 8:25

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ほんとうに綺麗な花ですよね。下を向いているところがとても可愛いです。その姿を観ていると「あ~守ってあげたい」という気持ちが高まります。

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