植物

マーマキ

mamaki

ハワイにはマーマキ(mamaki)というイラクサ科(Urticaceae)ヌノマオ属のハワイ固有植物があります。(Pipturus albidus) 雨林などに生える常緑低木です。イラクサの仲間ですが棘はありません。沖縄本島をはじめ琉球諸島にはオオイワガネと呼ばれるヌノマオがあるそうです。(Pipturus arborescens) ヌノマオというのは樹皮の繊維をとり布を作ったことに由来する名前です。
ハワイでも昔はマーマキの樹皮を叩き伸ばしてカパ(kapa)またはタパ(tapa)を作りました。カパ(タパ)はポリネシアの伝統的な布です。も作りました。

Kamehameha butterfly caterpillar

琉球諸島のヌノマオ(オオイワガネ)はヤエヤマムラサキという蝶(Hypolimnas anomala)の幼虫が葉を食べるそうです。 ハワイのマーマキの葉は、アカタテハ属のカメハメハ・バタフライ(Kamehameha butterfly,  Vanessa tameamea)の幼虫が食べます。カメハメハ・バタフライのことをハワイ語ではプレレフア(Pulelehua)と呼びます。
小さな幼虫は吐糸で葉を巻き綴り簡単な巣を作ります。鳥から身を隠すためでしょうか。巻かれて日光に当たりにくくなった葉は柔らかく、なおかつ防御物質であるタンニンが少なく、食べやすい葉に保たれているという説もあるそうです。大きくなった幼虫はマーマキの枝でじっと潜んでいます。

Pua Mamaki

大きくなった幼虫の頭はマーマキの花に似ています。マーマキの花は地味で枝に直接咲きます。さなぎは枯れたマーマキ葉に似ています。
肉質化した白い実が生ります。イエイエの実を好んで食べていたオウという鳥(絶滅してしまったハワイ固有の鳥)はマーマキの実も好きだったそうです。イエイエやマーマキの実はアララー(自然界では絶滅してしまったハワイ固有のカラス)の好物でもありました。

Mamaki Fruit

マーマキの葉の葉脈は緑のものもあれば赤いものもあります。マーマキの葉はお茶にして、疲れをとるために、または胃の洗浄などに用いられました。現在でもマーマキの葉はmamaki teaとして販売されています。

 


2009-09-21 | Posted in 植物2 Comments » 

コメント2件

 Keiko | 2009.10.06 18:26

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Aloha! お久しぶりです。お元気ですか?
ちょうどロミロミのワークショップでみんなでマーマキティを頂いています。
カメハメハバタフライとの関係は知りませんでした!いつも素晴らしい情報をシェアしてくださってありがとうございます。
庭で、この蝶のような模様の蝶をみるのですが、パホア・カポホの辺りにも生息する蝶なのでしょうか? 次はもっとよーく観察してみます!

 Kumiko | 2009.10.06 19:00

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お久しぶりです。外来種の蝶で、似たような色合いのがいますが、模様が違うので、こんどよ~く見てみてくださいね。

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