旅行記
いとしいカウアイ島への旅 1日目 その3
リーフエ空港を出てから、まずはランチ。私が食べたのはBLT。Bacon(ベーコン)と、Lettuce(レタス)と、Tomato(トマト)のサンドイッチ。とっても美味しかったです。
現在のハワイ島の位置で、カウアイ島が形成されいた頃に流出した溶岩の層が、このノウノウ・リッジというところには崩れずに残っています。
約500年前のカウアイ島はハワイ島のキーラウエアやマウナ・ロアのような形をしていたのでしょうか。その後、太平洋プレートの動きとともに、氷期と間氷期を何回か経て現在の位置にたどり着き、人類がこの島に足を踏み降ろしたのは、たったの千数百年前。西洋人たちが渡来するようになったのは、たったの二百数十年前。
さて、トレイルの土はとても乾燥した様子で、ひび割れていました。湿潤なハワイ島ヒロから来た私にとっては珍しい模様なので写真を撮りました。
ここは外来種のストロベリー・グアヴァなど外来種の植物が沢山繁殖していましたが、所々にハワイの植物が生えていました。これはコショウ科のアラアラ・ワイ・ヌイです。
尾根に近づいてくるとオーヒアの木などもポツポツと生えていました。元々あった植生はほんのわずかしか残っていませんでしたが、健気に生きている植物たちが、まるで私に「ちょっと、ここ、ここ、こっち、こっち」って声をかけてくれるようでした。アオイ科のイリマもぽっつりと生えていました。
夕方近づいてきました。太陽の光が雲の間から差し込む様子が大変美しかったです。天へのはしご。
尾根沿いで強い風が当たるところにも色んな植物が生えていました。これはアココです。切り立ったところだから高く見えるけれど、たった350メートルほどしかない高さ。
尾根沿いの岩場のところには、その他色々と生えていましたが、コショウ科のアラアラ・ワイ・ヌイや、ハワイ語名がそれに良く似たシソ科のアラアラ・ワイ・ヌイ・ワヒネも生えていました。こんな姿をしています。
この尾根は遠くから見ると、巨人が上向けに眠っているような姿に見えるのでスリーピング・ジャイアントというニックネームがあります。(上から2番目の写真は巨人の頭にあたる部分) これは近藤さん。
ハワイにはキク科センダングサ属の植物が19種類あります。最近私は19種全種見てみたいという思いに駆り立てられています。これまでにハワイ島では3種だけですが観察しました。この尾根を歩いたときに、1つだけ、それらしき植物に出会いました。もしかするとカウアイ島固有のBidens forbesiidaなのかな。
この山の周りの平地は開拓された土地なので、ハワイの植物がほとんど残っていないのかもしれません。この山も外来種の植物の浸入が痛々しくみえましたが、尾根沿いの部分や崖の辺りにはハワイの植物が健気に残っていました。これはバラ科のウーレイです。「がんばってね」と声をかけてあげました。
この日の締めくくりは・・・ワイポウリにあるレストランで食べた「カウアイ・スーパー・サイミン」!洗面器のように大きな器に入ったデッカさでした。いや、バケツのようにデカイと表現してもおかしくもないサイズ。
残したのはゆで卵とテリヤキビーフとスープだけ。その他はペロリと食べてしまいました。美味しかった?。