植物

ストロベリー・グアヴァ

Strawberry Guava

甘くて美味しいストロベリー・グアヴァ(Strawberry Guava)。ストロベリーグアバやストロベリーグァバとも書かかれますが、このブログでは英語の発音に近い書き方を選びました。イチゴのように赤く、そして味もイチゴのように甘酸っぱいです。学名はPsidium littorale var. longipes (古い学名はPsidum cattleianum var. cattleianum)。ハワイ語ではワイアヴィー・ウラウラ。
黄色いのもあり、それはイエロー・ストロベリー・グアヴァ(Yellow Strawberry Guava)と呼びます。レモン・グアヴァLemon Guava)と呼ばれることもあります。赤い実よりもやや大きめです。学名はPsidium littorale var. lucidum (古い学名はPsidium cattleianum var. lucidum)。 ハワイ語ではワイアヴィー。この実も大変美味しいです。
これらはブラジル南東部原産のフトモモ科(Myrtaceae)の植物で、その風味のよい実を食用(そのまま食べても、ジュースやジャムにしても美味しい)として、木はサルスベリのような滑らかな樹皮と光沢のある葉なので観賞用としてみなされ、1820年代にハワイに持ち込まれました。

Strawberry Guava Thicket

現在では海抜0mから1200mまで広範囲(特に雨が多いところ)に繁殖しています。白い花を咲かせ、種が多い実を沢山実らせ、繁殖力は大変強く、ハワイでは天敵もなく、病気にもかからず、それに加え外来種の鳥や野ブタが実を食べて繁殖を促しているために、群生がどんどん広がり、ハワイの生態系にとって大きな問題を引き起こしています。
原産地では1?5mぐらに成長するそうですが、ハワイではもっと大きくなります。原生林にも侵入し、密生し、本来生えているべき植物が生える余地がない状態になります。世界の外来侵入種ワースト100のひとつです。
ハワイの植物が残っている森と、ストロベリー・グアヴァの繁殖する(または繁殖しうる)地帯を示すハワイ島のマップを見る (Conservation Council for Hawaii)

 

2009-10-21 | Posted in 植物No Comments » 
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