ハワイのゴイサギ ’Auku’u

ゴイサギ(Nycticorax nycticorax)はオーストラリア、南極大陸、その他の大陸のタイガ(常緑針葉樹を中心とした亜寒帯林)とツンドラ(凍土帯)を省けば世界中に分布しているそうです。ハワイにもいます。ハワイ語ではアウクウ(’Auku’u)と呼びます。英語の俗名のひとつはBlack-Crowned Night-Heronです。
Night-Heron(意味は夜のサギ)という名のとおり夜行性の鳥で昼間は休んでいる鳥ですが、ハワイでは雨天や曇りの日でなくても昼間でも活動します。
1900年代初期のハワイでは、ポルトガル移民者たちがアウクウを食べていたそうです。

'Auku'u

ハワイ島のリゾート地の池の辺でランチを食べていたら、このアウクウはいつの間にか直ぐ側に来ていました。じっと池の中を覗いていました。

Fish Pond

池の中にいるのはこんな魚達です。鯉のようです。このアウクウがそこにいることに気づいてから10分後ぐらいに、このアウクウは池の中に飛び込んで魚を加えて出てきて、池の反対側の岸へと飛んでいきました。
鳥には38通りの餌を捕る動作があるそうなのですが、アウクウは立った状態で獲物が近づいてくるのを待つ、水の中にくちばしを入れて速く連続的に揺らして獲物を呼び寄せる、じっと立った状態でいて飛んできた獲物を捕まえる、ゆっくりと歩いて獲物に近づく、ホバリングする、水に飛び込む、足から飛び込む、泳ぎながら獲物を捕らえるというような動作をするそうです。それに加えてパンくずを使って獲物を捕るという例もあります。

2009-12-30 | Posted in No Comments » 
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