植物
ラーナイ島固有のアブチロン
このハート形をした葉はアオイ科(Malvaceae)アブチロン属のAbutilon eremitopetalumの葉です。このアブチロンはハワイのラーナイ島にしかない固有種で、絶滅危惧種です。
がくは緑色でやや壺形。1.5センチぐらいの長さで、毛で覆われています。花びらは緑色でがくの中に隠れています。
コオロア・ウラ(Ko’oloa ‘ula, Abutilon menziesii)と共通の祖先を持つ植物です。
狩猟目的で持ち込まれたアクシスジカやヒツジの食害により環境が破壊されてしまったこと、外来植物の繁殖など、色々と問題点があります。受粉をしてくれる虫か鳥が減少したか、いなくなってしまったかという問題もあるようです。
2011-02-04 | Posted in 植物 | 2 Comments »
コメント2件
Kumiko | 2011.02.06 19:04
SECRET: 0
PASS: b4dee3df511b5ce2d6630c4d13a9beae
この写真は植物園に植えてあるもので、私もラーナイ島にはまだ行ったことがないんですよ。この植物が生えているところに行ってみたいな~って思います。産毛が生えたところがかわいくてたまりません。
自然が身近な存在であればあるほど、大切にしようという気持ちが大きいのでしょうね。
Comment
みゆ吉 | 2011.02.05 14:59
SECRET: 0
PASS: 413d582c6cafdb24f0277394c3bcd7a4
ほんと、見事なハート型の葉っぱですね。
ラナイ島は行ったことがありません。
結局自然界を破壊しているのは、我々人間なんですよね。
もっと自然が身近な存在になれば、真剣に考えるのでしょうが。