自然観察旅行
NHK学園「ハワイ自然観察会」
<<深瀬 徳子先生からのお便りです。>>
この度のハワイ島自然観察会では、前回にも増して熱心なご指導をいただき心からお礼申し上げます。
天候にも恵まれ、参加者一同大満足で散会致しました。(前回は連日の雨でマウナケア・ロア両山の山頂が見えたのは帰国当日の朝空港に向かう車内からで、”ハワイって寒い所だったネ”という話のネタに)今回は思い返すと総てが素晴らしく、四千米の雲海の上で見た日没、天体望遠鏡からのぞいた星の色(特に青が印象的)、ハレマウマウ火口の赤く染まった水蒸気とハワイ島四回目にして初めての体験が印象的でした。
参加者の多くの方から「マウナケアでのダウンジャケットは有難かった」(口や文字で伝えても、標高の高いところで、どれ程温度が下がるかはピンと来ず伝わらない)と喜ばれ、久美子先生のご配慮に感謝しています。
お1人で一切合切引き受けていただき、さぞお疲れになったことでしょう。それにしても久美子先生の頭の中の引き出しの多さとその中味の濃さには脱帽です。ハワイアン民話・・・前回とても面白かったと喜ばれた・・・が出てこなかったのを残念がっていた人も一部いましたが、この短い期間に「これほど中味の濃い話を聞けるとは思わなかった」というのが初めての参加者の感想でした。
私が一番気になったのは、マウナケアに登る途中の道端に延々と並んでいたヒメツルソバのピンクのクッション・・・こればかりは植物にとって新天地の多いハワイ島ではどうしようも無いことだと思いますが・・・圧倒されました。日本も帰化植物の侵入すごい勢いですが、何と云っても国土が狭く入り込む新天地は限られている(再開発される土地位しかないから)のですが、ハワイは桁が違いますね。私達は自然観察と称して外国に伺う時は余分なものを持ち込まないように心せばねばと改めて思ったことでした。
今回とてもうれしかったのは久美子先生の旦那様にお逢いできたこと、とても穏やかで優しい方で、さすが久美子先生の選択眼の確かさに脱帽です。旦那様の運転はとても滑らかで乗り心地が良くてびっくりしました。二番目のお嬢さんにもお逢いできたし、本当にお幸せと実感しました。
又、お逢いできる日を楽しみにしています。旦那様によろしく。舌足らずですが、心からの感謝を込めて。どうぞ御家族持ってお元気でお過ごしください。