蝶など
“Koa Looper”
2013年1月よりハワイ固有のシャクガ科のKoa Looper(Scotorythra paludicola)の異常大発生により、ヒロからハーマクアのコアの森林(約25000エーカー)が枯れ木のようになってしまいました。サドルロード周辺のコアの木も葉がなくなってしまいました。
ハワイ固有のコア(マメ科アカシア属)だけでなく、外来種のアルビジア(マメ科ネムノキ属)の葉も食べてしまっています。これはアカカ・フォールズ州立公園のアルビジアの木。Department of Land and Natural Resourcesにこの写真を送ってみたら、これはその虫だという返事がきました。
成虫は羽を広げると1.5 ? 2インチで、羽の色は薄茶のものからこげ茶色まで様々です。 幼虫はいわゆるシャクトリムシのようで、小さな幼虫は黒く、コアの偽葉の表面を食べますが、大きくなると1インチほどになり、色は灰色、茶色、緑など様々です。大きくなった幼虫は葉を食べつくします。1ヶ月ほどの幼虫の段階があり、10-12日間の蛹の段階があり、蛾は何週間も生きます。
現在のところ、標高が低めの環境で大量発生が起きているようで、標高2000メートル近くの森林では大丈夫なようです。
現在のところ、標高が低めの環境で大量発生が起きているようで、標高2000メートル近くの森林では大丈夫なようです。
1892年の大量発生は記録されていて(それよりも以前に起きた大量発生も口頭で語り伝えられている)、過去100年間の間に数回大量発生が記録されているそうです。
2013-05-06 | Posted in 蝶など | No Comments »
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