火山

赤いもの

これは、2009年2月26日の、火山ガスの向こうに沈んでいく真っ赤な夕日です。足元は真っ黒な溶岩、その先には、溶岩で覆われずに残ったジャングルのような土地。

Sunset 02-26-09

溶岩トンネルの中を流れ、海に注ぎ込む赤熱の溶岩が作り出す、大きな水蒸気柱。24日に溶岩の流れがピタッと止まってしまったのに、25日の夜7時ごろに復活したそうです。

Waikupanaha Ocean Entry 02-26-09

2008年3月以来ほぼ継続的に、このスポットに流れ込んでいます。海への流入口(ocean entry)の辺りには、海岸線に扇形に広がった新しい土地、溶岩デルタ(lava delta)があります。海岸線と並行の亀裂ができているそうで、海に崩れ落ちる可能性があるそうです。風が強くて、水蒸気柱はずいぶん倒れていました。上空からの写真
ハワイ語で「赤」はウラウラ(‘Ula’ula)。火山ガスの影響で一層赤い夕日、熱く輝く溶岩で照らしつけられ赤く見える水蒸気。暗くなった空を見上げると、ほぼ真上にプレイアデス星団「すばる」が見え、その近くには赤い星、アルデバラン。アルデバランはハワイ語でホークーウラ(Hoku’ula)、意味は赤い星。

 

2009-03-02 | Posted in 火山No Comments » 
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