植物

ホーイオ

ho'i'o

標高105(610) ?1850メートルの森に生えるハワイ固有のシダDiplazium sandwichianumです。ハワイ語でホーイオ(ho’i’o)と呼びます。マウイ島ではポホレと呼びます。先住民はこのシダのまだ開いていない巻いた若芽や若葉を生で、ポイ(poi ふかしたタロイモに水を加えて作った食べ物)やオパエ(opae 淡水エビ)といっしょに食べていました。 (現在ではハワイ固有の淡水エビは減少してしまっていて、タヒチ原産のテナガエビが沢山棲んでいます。)下の写真はホーイオの葉の裏です。

hoi'o blades

因みに、ハワイには同じくホーイオと呼んでいる東南アジアなどを原産地とするシダ(1910年にカウアイ島で帰化植物となっているのがわかったそうす)があり、このシダDiplazium esculentumは、標高が低いところの川の側や渓谷内のじめじめしたところに群生します。ハワイ島ではワイピオ渓谷やアカカの滝などを含め北東部の雨の多い環境に群生しています。このシダはホーイオ(ho’i’o)以外にも、フィリピン風にパカ(paka)と呼ばれたり、日本風にワラビ(warabi)と呼ばれたり、マウイ島ではポホレ(pohole)と呼ばれています。現在ではこの外来種のシダをよく食べます。
 

2009-11-09 | Posted in 植物No Comments » 
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