植物

プアプア・モア

Ophioderma pendulum

ハナヤスリ科(Ophioglossaceae)のOphioderma pendulum falcatumまたはOphioglossum pendulum falcatum。この写真のものはハープウという木生シダに着生していました。ハワイ語名はプアプア・モア(puapua moa)。プアプアとは尾羽、モアとは鶏のことです。先住民はこの葉をのど薬として使ったそうです。
太平洋に面した地帯に広く分布するシダだそうですが、ハワイではこの亜種が多いそうです。標高40?1000メートルの湿潤な森で見かけます。
地下茎から伸びた平らで長くカーブした葉は栄養葉。その上に生じたのが葉身のない胞子葉。胞子葉の軸の両側に胞子嚢が並んでいます。
Ophiodermaという属名の意味は蛇の皮。日本のOphioderma pendulumはコブランと呼ぶそうです。コンブのような姿をした葉が名前の由来なのかな。英語の俗名はRibbon Fern。確かに葉はリボンのようです。またもうひとつの属名Ophioglossumとは蛇の舌という意味だそうで、この属のシダはAdder’s-tongueという俗名があるそうです。その意味は毒蛇の舌。

2010-05-17 | Posted in 植物No Comments » 
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