ハワイの文化
ヒロの雨と黄色いレフア
今年(2010年)で第47回を迎えるメリー・モナーク・フェスティバル(Merrie Monarch Festival)。メリー・モナークとは陽気な君主という意味でカラーカウア王のことです。1984年に始まったこのハワイ島ヒロのフェスティバルは、1971年に現在のようなフラのコンテストになるまでは、カラーカウア王のヒゲのそっくりさんコンテストなどを含むイベントだったそうです。
4月5日の午後、我が家に2人の男性が車でやってきました。庭に咲いている黄色いレフアの花を摘んでもいいですかと聞かれたので、すぐにメリー・モナーク・フェスティバルに出るハーラウの人達だろうなと思ったので、どこのハーラウですかと聞いてみました。1971年に初のミス・フラに優勝したアロハ・ダリレ(Aloha Dalire) さんのハーラウだと教えてくれました。
ケオララウラニ・ハーラウ・オーラパ・オ・ラカ(Keolalaulani Hālau ‘Olapa Ō Laka)というオアフ島カーネオヘのハーラウです。1人が花を木から切り取って、もう1人が箱に詰めていたので、私は落ちてきた花を拾って手伝ってあげました。このハーラウは毎回のように黄色いレフアでダンサーたちの装飾を作るそうです。
もっと沢山採っていいよと言いましたが、木のために全部採ることはしないんだと教えてくれました。そして古く枯れた小枝などは切ってあげたほうがいいよと教えてくれました。雨が降っていましたが、心地よい雨でした。ハワイ島ヒロの有名な雨です。その名はカニレフア。カニとは音のこと。オーヒア・レフアに当たってパタパタと音を立てる雨です。ヒロでは4月が一年の中で一番雨が多い月です。
2010-04-07 | Posted in ハワイの文化 | No Comments »
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