宝箱(お客様の声)

「魅力的な人々との出会い」の旅

中川 美子さんからのメッセージ

久美子さん、パトリックさん、

滞在中は大変お世話になりました❤

2018年9月に、初めて久美子さんにハワイ島のガイドをお願いしてから、久美子さんにお願いするのは、今回で6度目になるのですね。2017年にメリモナークを観るために、初めてハワイ島に行った時には、その後毎年のようにハワイ島に行くことになるとは思ってもいませんでした。もう筋金入りのハワイ島リピーターです! 
 
今回は2024年6/14~6/24(10泊11日)のオーダーメイドツアーでした。私はハワイ島に魅せられて、2017年から毎年ハワイ島に行っていますが、ハワイ島は広いので、行きたいところが沢山あり、今まで一度も”ハワイ島でのんびりと過ごす”という優雅な旅をしたことがなく、久美子さんにも毎回目まぐるしいツアーをお願いしていますが、いつも快くツアーを組んで頂いて感謝の気持ちで一杯です!
 
今回も行きたい場所を書き出し、ネットで住所や営業日時を調べ、大凡の行程を組み立て、久美子さんに大体こんなルートで回りたいという意向をお伝えしました。ただネットの情報は更新されていないことも多く、営業日時や所在地が変更になっていたり、コロナ禍で閉店してしまったお店や、新しくオープンしたお店もあるので、効率よくまわるためには現地情報が欠かせません。こちらから行きたい場所のリストをお渡しすると、久美子さんは営業日時を確認して下さった上で、曜日や時間を入れて、無理のないスケジュールを作成してくださいます。余程のことがない限り、すぐに返信を頂けるので、行程が頭にある内に、久美子さんに色々な確認をすることができます。それに、レストランなど事前予約が必要なところは、久美子さんが事前に予約を入れていてくださいますので、何の不安もありません。実際にハワイ島に行ってから、お店が閉店していたり、営業時間が変わっていたり、移転していたりして、予定通り動けなかったということに直面したことはありません。
 
久美子さんは、リクエストしている場所すべてに行けるように、その訪問目的に応じて時間を配分して下さり、時間に余裕を持ったツアーを組んでくださいます。そして、時間に余裕が出た時には、行程表にない場所にも連れて行ってくださいます。久美子さんのツアーは、行程表に沿って動きながらも、何が何でもその通りに動くのではなく、臨機応変に私たちに相談しながら対応してくださいます。例えば、本来来”Kaaloa’s Super J’s”に行く予定で動いていても、”The Coffee Shack”の駐車場が1台分空いているのを確認するや否や、「今1台分の駐車場が空いているので、車が止められるので、もし”The Coffee Shack”に行ったことがないのであれば、ランチをここに変更することもできますよ」と提案してくださるという具合に。

そのお陰で、私たちはランチを”The Coffee Shack”に変更し、幸いにもテラス奥のカフェスペースの窓際に案内され、ケアラケクア湾を眺めながら食事を取ることができました。実は、”The Coffee Shack”に行きたいと思っていたのですが、ここは予約ができず、いつも混んでいるとのことでしたので、初めから諦めていたのです。
 
実際、毎日が朝から晩まで充実していて、10日間があっという間に過ぎてしまった、というのが実感です。今思い返してみても、時間軸が1日単位ではなく、濃い240時間を一気に過ごしたという感じです。今回の旅にタイトルをつけるとしたら、「魅力的な人々との出会い」に尽きるかもしれません。というのも、久美子さんがいてくださったお陰で、思いがけない出会いが沢山ありました。
 
クーパー・センター・ファーマーズ・マーケットで出会ったノア・ゴームズ(Mr. Noah Gomes)さん、この方は、100年以上の間、名前がついていなかったハワイ島固有種であり絶滅危惧種である「ハワイクリーパー」を、いくつかの文献に登場する「アラヴィー(ʻAlawī)」という名前の鳥が、この鳥のことではないかという説をハワイ大学ヒロ校の学生だったときに唱えた方でした。因みに、2017年にゴームズさんが、この鳥と元の名前に言及したテキストに出会うまで、ハワイ語の名前は付けられていなかったそうです。

ゴームズさんは、クーパー・センター・ファーマーズ・マーケットに出店していたお店にいらしたのですが、久美子さんが彼に気付き、話しかけてくださりお話を聞くことができました。彼の他にも、ハナホウのミシェル・ゼーン・ファリィディさん、エクストリーム・エクスポージャー・ファインアート・ギャラリーの写真家ブルース・オオモリさん、エヴァ・パーカー・ウッズ・コテージで満月に最も近い土曜日に開催されるトワイライト・コンサートのダニエル・カニエラ・カヒキナ・アカカJr.さん、LT Smoothさん、Mr. Ed’s Bakeryのエドさんとジューンさんなどなど。多くの人と出会い、一緒に写真に写ることができました。それ以外にも、久美子さんが一緒にいてくださったお陰で、KONA COFFEE LIVING HISTORY FARMでエツコ・ミラーさんとお話をすることもできましたし、グリーンウェルファームでも日本人スタッフのトモコさんに日本語でコーヒー農園のガイドをして頂けましたし、今まで何度トライしても、いつも閉まっていて行けなかったエイミー・B.H.グリーンウェル民族植物園にも、久美子さんが開園日を色々と調べてくださったおかげで、初めて中に入ることができました。そこで久美子さんに植物の説明を聞いている際に、庭師の方が声をかけてくださり、珍しいヤシの木の説明や、エイミーさんの住んでいらした家も案内して頂けたのもラッキーでした。
 
カラフイプアア歴史公園のトワイライト・コンサートのあとに、ムーンボウも見ることができましたし、朝雨上がりの午前中に、綺麗なダブルレインボウも見ることができたのも感動しました。
 
ガイドが登録制になっているハカラウ・フォレスト国立野生動物保護区は、日本人では久美子さんが唯一登録されていて、保護区を守るために入場できる人数が制限されている場所と聞いております。ハカラウには、ハワイ島のほぼすべての森林性鳥類の生息地で、その個体数が安定、もしくは増えている唯一の森林保護区であり、その貴重な場所に何度も行き、日本語でガイドをして頂けるのも久美子さんのお陰です。

私はナウパカというクサトベラ科クサトベラ属の植物が好きです。この花は、半円形で幅広の花弁を持つ灌木ですが、私は、今回キラウエア・ナウパカが見たくて、久美子さんにその旨をお伝えしましたところ、久美子さんが見に連れて行ってくださいました。もしかしたら、以前も見ていたのかもしれないのですが、久美子さんのツアーでは沢山の植物の説明を聞くので、その花に興味がなければ、見たことさえも記憶に残っていなかったのかもしれません。しかし今回は、キラウエア・ナウパカをどうしても見たかったので、しっかりと観察し匂いも嗅ぎ、キラウエア・ナウパカを確認することができました。
 
今回は10日間という期間のツアーでしたので、思い出が沢山あって、とても感謝の気持ちを短く纏めることができませんが、何よりも嬉しかったのは、久美子さんとパトリックさんが、2021年1月から、「ロコワカ・フィッシュポンド」(Lokowaka Fishpond)で行われている「水鳥の生息地の環境再生プロジェクト」にボランティアとして参加することができたことです。私は2度目の参加になりますが、今回は在来種の植物(ʻaeʻaeアエアエ)の植付けのお手伝いをしました。この時のボランティアには、すばる望遠鏡関係のユタカさんとミホさん、ホノルルに住んでいらっしゃる典子さんとアンジェリーナ親子、ボランティアに何度も参加されているブレンダさん、スティーブさんとも知り合うことができ、貴重な体験をすることができました。
 
ナヌエ橋から端の下を見たいというリクエストに対しては、ナヌエ橋は現在も工事中で、端の近くに車を止めることができなかったので、橋桁からナヌエ橋の下を見るということはできませんでしたが、パトリックさんはナヌエ橋を、可能な限りゆっくりと往復してくださったので、車中からしっかりと山側のヤシの木の群生と、その中に流れる滝を見ることができました。これもすべて、少しでもリクエストした場所を見せてあげたいというお二人の優しさだと思います。
 
久美子さんとパトリックさんの家に泊まらせて頂いていたので、家に帰ってからも、久美子さんからボタニカルペインティングを教えて頂き、カメハメハ・バタフライの絵を描いたことも楽しい思い出になりました。
 
OKファームズや、ハワイアン・バニラ・カンパニーの農園ツアー(英語のツアー)にも参加したのですが、それらのツアーにも久美子さんが同行してくださり、農園ガイドさんの邪魔にならないように、久美子さんが日本語で説明して下さいましたので、農園のガイドさんの説明を理解することができました。
 
カラフイ・プアア歴史公園での体験も初めての経験でしたが、気持ち良かったです。ここで月に一度開催されるトワイライト・コンサートに参加したいというリクエストに対しても、私たちのために立派なディレクターズチェアを用意してくださり、パトリックさんはトワイライト・コンサートが始まる前から場所の確保をしていて下さいました。そのお陰で、かなりいい位置でトワイライト・コンサートを聴くことができました。コンサートの最後は、全員で手をつないで、ハワイアロハ(ハワイ語で、Kuʻu One Hānau /私の生まれ故郷)を全員で歌ったことに対しては、心が震えました。とても素晴らしかったです!
 
今回のツアーでも感じたことは、久美子さんとパトリックさんの細やかな心配りです。固有種の鳥や植物に関する知識もさることながら、何よりもお二人の優しい気持ちが嬉しかったです。私は膝が痛かったのですが、それを見たパトリックさんは、私が車から降りるときには、いつも「マダムどうぞ!」と言って腕を貸してくれました。その何気ない優しさがとても嬉しかったです!
 
久美子さんのガイド料金は高いと仰る方もいらっしゃいますが、その方々は久美子さんのツアーに参加されたことがあるのかなぁ。一度でも参加されたことがあるのであれば、高いとは思わないのではないかと思います。ハワイ島には、素晴らしいガイドさんが何人もいらっしゃいます。私は久美子さんの他にも、過去に5人のガイドさんにお世話になりました。私の関わったハワイ島のガイドさんは、それぞれに個性があって、ツアーのお客様に楽しい時を過ごして欲しいというエンターティナーの方ばかりですが、その中でも久美子さんはトップレベルだと思います。ただ、ガイドの方々には、それぞれ得意分野があります。固有種の鳥や植物の知識が豊富なガイドさん、火山の知識が豊富なガイドさん、乗馬が得意なガイドさん、ムーンボウ探しが上手なガイドさん、薬草に詳しいガイドさん、フラやオリの知識があるガイド、日系移民の歴史に詳しいガイドさんなどなど。ハワイ島にはマニアックなガイドさんが多いと思いますので、自分の目的に合ったガイドさんに巡り合うことができれば、最高のハワイ島ツアーになることは間違いないと思います。
 
私は久美子さんとは利害関係は一切ありませんが、もし、ハワイ島の固有種の鳥や植物やボランティアについて興味があるのでしたら、是非一度、久美子さんにガイドをお願いしてみてください。きっと満足されること間違いなしだと思います。
 
あれっ、久美子さんとパトリックさんに対しての感謝の気持ちを書いていたつもりが、最後は久美子さんの宣伝になってしまいました!纏まりのない文章でごめんなさい!

2024-07-18 | Posted in 宝箱(お客様の声)Comments Closed