地元社会のために
The Rain Follows The Forest
命を育む水。ハワイの生活用水や農業用水はほぼ100%森林地帯が集めてくれたものです。現在、過去に蓄えられた地下水の恩恵を受けて生活していますが、過去約200年の間に集水域である森林の多くは、森林伐採や、外来植物の侵入や、野ブタや野ヤギや野ヒツジなど外来生物による採食で、裸地状態になっていたり、下層植物が減少した状態になっていて、集水力が劣化しています。豊かな水を育むのは森林です。将来にわたって水を確保するためには、水源である森林環境を守り、森林再生に取り組む必要があります。
Hahai no ka ua i ka ululā
`au The rain follows the forest.
雨は森林により生ずるものだ。(ハワイのことわざ)
Historical Maps, Documents & Images
”Historical Maps, Documents & Images”
(Exploring resources to document land and family history in the Kona region of Hawaii.)
by Kepa Maly, Cultural Historian & Resource Specialist
April 18, 2008
Outriger Keauhou Beach Resort
Keauhou, Koha, Hawaii
History of Kahalu‘u and Keauhou on the Island of Hawai‘i
Cultural Historian Kepa Maly Talks about Kahalu’u and Keauhou
from The Kohala Center on Vimeo.
Cultural Historian & Resource Specialist, Kepa Maly talks about the history of Kahalu‘u and Keauhou on the Island of Hawai‘i. (The Kohala Center, Kahalu’u Project)
正しく生きる道へ
Toward Living Pono
a documentay with Jason Scott Lee
He ali‘i ka ‘āina, he kauā ke kanaka
(The land is the Chief, Mankind is the Servant.)
ハワイ語のことわざ: 大地は王、人類は支え人
ジェイソン・スコット・リーは中国人とハワイアンの血を引くハワイ育ちの映画俳優。 ハリウッドで活躍していますが、、「ポノ」(正しいことを意味するハワイ語)を重んじ、ハワイの文化や自然環境の保護・保全に力を入れていています。 ハワイ島のマウナ・ロアの中腹でのシンプルなエコ生活も実践しています。
「Toward Living Pono」はジェイソンや同じ考えを持つ仲間達の活動についてのドキュメンタリーです。
Molokai – Return to Pono
その昔、モロカイ島は豊富な土地(’Aina Momona、Abundant Land)と呼ばれていそうですが、西洋人の渡来とともに、病気のために先住民の人口が急激に減少しただけでなく、土地の売買により、先住民から土地奪われ、企業により牧場やパイナップルプランテーションなどにより自然と人とのバランスが失われてしまいました。モロカイ島の過去、現在、未来と、持続可能な社会を目指しての努力について語っているビデオです。
アフプアア: 持続可能な社会 9
Exploring the Lands that Sustain Us
Kamehameha Schools
Chapter 9, Economic Balance: Royal Hawaiian Shopping Center
Economic Balance: Royal Hawaiian Shopping Center from Kūlia I Ka Nu‘u on Vimeo.
Chapter 10, Looking to the Past for the Guidance into the Future
Looking to the Past for the Guidance into the Future from Kūlia I Ka Nu‘u on Vimeo.
アフプアア: 持続可能な社会 8
Exploring the Lands that Sustain Us
Kamehameha Schools
Chapter 8, Paepae O He‘eia, O‘ahu
Paepae O He‘eia, O‘ahu from Kūlia I Ka Nu‘u on Vimeo.
オアフ島のコオラウポコ(Ko’olaupoko)というモク(moku)のヘエイア(He’eia)というアフプアア(ahupua’a)のロコ・イア(loko i’a、魚の養殖池)は約600年前に、先住民たちによって造られたものです。現在修復作業が行われたいます。このロコ・イアのクアパー(Kuapā、養殖池の石やサンゴを積み上げて造った囲いの壁)は1.3マイル(約2キロ)で、ロコ・イアの面積は88エーカーです。
まずはマングローブを削除を行わなければなりません。もともとハワイにはマングローブはありませんでした。他の国ではもともとあったマングローブが破壊され、再生の努力をしているというところがありますが、ハワイはその逆です。マングローブがない状態が本来のハワイの海辺の環境なのです。ヘエイアではマングローブを形成する外来植物American Mangrove (Rhizophora mangle), Oriental Mangrove (Brugheria gymnorhiza), and Button Mangrove (Conocarpus erectus). が生い茂り、クアパーの石と石に根を張り、クアパーを弱くし崩してしまいます。またマングローブは川から流れてくる土砂をせき止め陸地を広げるので、魚の養殖に適した土地を狭くしてしまいます。マングローブのまず取り除き、石とサンゴでクアパーを修復します。
もともとカーネオヘ湾には30個のロコ・イアがあったそうですが、現在は12しか残っていないそうです。なくなってしまったものの多くは、人口増加にともなう住宅地などの開発のために埋め立てられてしまったそうです。
アフプアア: 持続可能な社会 7
Exploring the Lands that Sustain Us
Kamehameha Schools
Chapter 7, Kua O Ka Lā Public Charter School, Puna
Kua O Ka Lā Public Charter School, Puna from Kūlia I Ka Nu‘u on Vimeo.
アフプアア: 持続可能な社会 6
Exploring the Lands that Sustain Us
Kamehameha Schools
Chapter 6, Sacred Places: Ke‘eku Heiau Restoration, Keahou
Sacred Places: Ke‘eku Heiau Restoration, Keahou from Kūlia I Ka Nu‘u on Vimeo.
ハワイ島のケアウホウ(Keauhou)とカハルウ(Kahalu’u)の間の海沿いの土地には1000箇所以上の聖地があるそうです。
過去約200年の間に、地震やハリケーンや津波などにより崩壊されてバラバラに崩れていた、カハルウ湾の南にあるハパイアリイ・ヘイアウ(Hapaiali’i Heiau)の修復は、2007年の12月(作業が始まってから6ヶ月後)に完成しました。このヘイアウは1400年代に造られたものであろうと推測されています。復元が完成してから発見されたことは、このヘイアウの中心の石から日没を見ると、冬至にはヘイアウの南西の角の方角に、春分には西側の中心に、夏至には北西の角に太陽が沈むということです。
ハパイアリイ・ヘイアウの隣にはケエク・ヘイアウ(Ke’eku Heiau)があります。このヘイアウでは人が生け贄にされていました。マウイ島の酋長カマララヴァウ(Kamalalawau)は、コナとコハラへの侵入に失敗し戦いに破れ、殺害されてこのヘイアウの生け贄とされました。このヘイアウの南西の角のあたりに、この出来事を描いものであろうと言われるペトログリフがあります。
アフプアア: 持続可能な社会 5
Exploring the Lands that Sustain Us
Kamehameha Schools
Chapter 5, Keepers of the Flame, Sumida Watercress Farm
Keepers of the Flame, Sumida Watercress Farm from Kūlia I Ka Nu‘u on Vimeo.
スミダ・ウォータークレス・ファーム(Sumida Watercress Farm)はオアフ島のエヴァというモクのカラウオア(Kalauoa)というアフプアアにあります。そこはカララウという泉(Kalalau Springs)が湧き出しています。その昔、先住民たちがタロイモを栽培していたところであり、後に稲作が行われたそうです。1928年よりMoriichi Masudaさんと奥さんのMakiyoさんがビショップ財団(現在はカメハメハ・スクールズ)からこの10エーカー土地を貸借して、このクレソン農園を始めたそうです。
パールリッジ・ショッピング・センターの開発で、この農園を失いそうになったときに、2代目のMasaru Masudaさんの猛反対によりこの農園が守られました。2代目のMasudaさんは2003年にお亡くなりになり、現在は3代目のDavid Sumidaさんと、Barbaraさんが農園の経営を引き継いでいます。
開発により、ほとんどの泉がなくなってしまっていますが、このように残された泉は大変貴重なものだと思います。 水は大切な資源です、今後も守り続けられますように。