火山
2020年冬至: キラウエア火山の噴火
ハワイ時間の12月20日午後9時30分過ぎにハワイ島のキラウエア火山ハレマウマウ火口で噴火が再び始まりました。
ライブカメラ
Live Camera
https://www.nps.gov/subjects/air/webcams.htm?site=havo
最新情報
Updates are available at:
https://www.usgs.gov/volcanoes/kilauea/volcano-updates
2011年3月1日のキーラウエア火山
2011年3月1日の午前8時半ごろ、ビジターセンターの駐車場から見えたハレマウマウ火口からの噴煙です。まるで入道雲のようでした。
ジャガー博物館の外の展望台に到着したころには、噴煙の勢いは弱くなっていました。この写真は午前9時半ごろのものです。私たちはそこに30分近くいたと思うのですが、その間何度も何度も大きな爆発音のような、雷の音のような、響くような低く力強い音が聞こえてきました。ハレマウマウ火口の中にある噴気孔からの地鳴りでした。生きた地球の活動音。
この火口のから鳴り響いたとどろきは、火口壁から崩れた岩が溶岩湖へ落ちるときに出る音だけでなく、火口壁の岩が熱膨張し割れる音だったそうです。
ジャガー博物館にあるハレマウマウ・クレーター(火口)の地震計のモニターは、こんな感じでした。
3年前まで訪れていた、ハレマウマウ・オーバールック(木で造られた柵のある、ハレマウマウ火口が一望できるカルデラ内の展望台)の真下、ハレマウマウ・クレーターの底部の火口壁の脇あたりにできたヴェント(噴気孔)。現在は直径約140メートル、深さは約200メートル、底部の直径は約50メートルだそうで、立派にクレーター(火口)と呼ばれるだけのものになっています。キーラウエアのカルデラ(山頂部にある巨大なクレーター)の底部にあるハレマウマウ・クレーターの底部にある火口というわけです。
2011年2月22日のキーラウエア火山山頂部
2011年2月22日、午後6時半過ぎ。噴煙の勢いは小さめ。暗くなってからも、噴煙の下にある溶岩湖の明かりが噴煙に反射して赤く見える様子も、そんなに大したことはありませんでした。展望台から駐車場に戻る途中、何回か振り返って噴煙の方を見ましたが変化はなし、車に到着するころには雨がぱらぱら降ってきました。そしてもう一度振り向くと、ハレマウマウ火口の上の空が真っ赤に染まっていたのです。展望台まで早足で戻りました。
火口壁の端から端までが明るく照らされ、立ち上がる噴煙のほぼ全体が見事に色づいていました。
この日の二酸化硫黄の排出量はおおよそ500トンではないかと推測されたそうです。溶岩湖のレベルが高くなっているときには排出量が半減するそうです。
真っ赤に染まるハレマウマウ火口の噴煙
2011年2月9日の夜のキーラウエア火山のハレマウマウ火口です。火口底部から90-95メートル下に溶岩湖がありました。12日の朝は72メートル下だったそうです。
Lava Mold of Hala Fruit
これは溶岩の上に残された型。前進する溶岩の上に落ちたハラの実が残したものです。 まるで封蝋の上の刻印のようです。
ハラはハワイ語ですが、日本語ではアダンです。タコノキ科の植物で英語ではパンダナスといいます。 この写真のハラの実は熟しているものです。
キーラウエアの活動
2010年11月28日、ハワイ島南東部、最近固まったばかりの溶岩の上を歩き、現在海に向かって進んでいる溶岩を見てきました。まだ一度も誰にも踏まれていない溶岩。
まだ熱い溶岩。裂け目の中は赤いです。
地面を這い進んでいるかのように見える溶岩。
やっと芽生えたシダを燃やし覆い尽くして進んでいく様子。
海から見るキーラウエア (その1)
2010年11月27日、こんな船でキーラウエア火山の溶岩が海に流れ込むところへと向かいました。
ハワイ島南東部のポホイキが出発地点です。トラックから船が離れたばかりの写真です。 地元の人たちがたくさん泳ぎに来ていました。「こんにちは、楽しんできてね?」というような声をかけてくれ、手を振ってくれる人が何人かいました。
このスポットはサーファーたちが集まるところでもあります。 船はこれからこの小さな湾へと入ってくる波を乗り越えて広く大きな海へと向かいます。
南に面した海岸沿いに西の方向へ、結構早いスピードで船がバンバンと海面を叩きつけるかのように激しく揺れながら進んでいきました。酔い止め薬を飲んでいてよかったです。 波しぶきに虹がかかりました。
海岸は崖です。ところどころに古い溶岩トンネルが見えました。何度も何度も溶岩が流れてできた地形です。ここも、船の出発点もキーラウエア火山の一部です。
時々ノイオ(ヒメクロアジサシ)という海鳥が飛んでいる姿も見えました。太陽の位置がだんだん低くなり、西のそらがオレンジ色になってきました。溶岩が海に流れ込むところから出ている大きな水蒸気が遠くに見えてきました。
続き「その2」を読む。
溶岩と満月
キーラウエア火山ハレマウマウ火口の噴火
2010年3月18日の夜に捕ったキーラウエア火山ハレマウマウ火口の写真です。赤く見えているところは噴煙が出てきている噴気功です。3月19日でこの噴火が始まってから2年目を迎えました。この噴気功は2年前まで利用していたハレマウマウ火口の展望台の真下にあり、USGSのレポートによると、現在噴気功の直径は約130メートル(430フィート)で、噴気功の縁から約200メートル(660フィート)ほど下に直径約70メートル(230フィート)の溶岩池があります。
2年目を迎えるキーラウエア火山ハレマウマウ火口の噴火
キーラウエア火山の1969年から1974年にかけて溶岩で覆い尽くされた大地。
そこから遠めに見えるハレマウマウ火口からの噴煙。
風にあおられ西側に倒れています。
夕日で色づいたハレマウマウ火口からの噴煙。
展望台には火山の女神ペレに捧げられたホオクプ(捧げ物)がありました。
キーラウエア火山から見えるマウナ・ロア。
夕日が沈んでいくところです。
キーラウエア火山のカルデラに東側から雲が忍び寄ってきているところ。
色づいた夕暮れどきの南東の空。