自然保護

ハワイで一番大きなバッタ

schistocerca nitens

ハワイには5種類のバッタが持ち込まれていますが、個体数は少ないようです。でも、1964年ごろに持ち込まれた北アメリカの西側原産のGray Bird Grasshopper(Schistocerca nitens)は、体長は5?7cmで、ハワイでは一番大きい種です。

sida fallax

南東ハワイ諸島(ハワイの主な8つの島々)では、このバッタによる被害は現在のところ大きくありませんが、北西ハワイ諸島のフレンチ・フリゲート環礁やネッカー島やニホア島でも繁殖していて、特にニホア島では1800年代に繁殖し始め、2002年と2004年に急激に繁殖して、この島のほとんどの植物が食べられてしまったそうです。2005年にはバッタの数が減り植物が戻ってきたそうですが、また増える可能性があります。ニホア島固有のニホアヨシキリという鳥(Nihoa Millerbird, Acrocephalus familiaris kingi) が食べてくれますが、食べきれないほど繁殖してしまったそうです。
ハワイを含む太平洋諸島原産のアオイ科キンゴジカ属のSida fallax(ハワイ語でイリマ)などを食べてしまいます。

2008-06-20 | Posted in 自然保護2 Comments » 

コメント2件

 Mami | 2008.06.21 22:12

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島の植物がほとんど食べられてしまうなんて、
すごい数のバッタを想像しただけでも怖いです。
そしてオアフ島の花、イリマを食べてしまうなんて…。
その時の環境で増えたり、減ったりしていくのでしょうね。

 Kumiko | 2008.06.22 5:02

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このバッタの写真はカウアイ島のコーヒー農園で撮ったものです。ギフトショップの裏側に植えてあるカウアイ固有のハイビスカスの木にとまっていました。

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