植物

ウルへについて

Uluhe

ウラジロ科コシダ(Dicranopteris linearis)は、アフリカ、アジア、オーストラリア、ニュージーランド、ポリネシア、インドネシアに広く分布しているシダです。日本では本州、福島・新潟以西から四国、九州に分布しているそうです。
ハワイではウルヘ(Ulehe)と呼びます。日当たりのよいところに生えて群生します。葉は二岐を繰り返します。日が当たりにくいと、オーヒア・レフアの木などにつたって上へ上へと成長していきます。
ウルヘは旺盛に繁茂するので、地崩れが起きたり、木が倒れたところに生えてくれると、外来植物の浸入を防いでくれるだけでなく、表土が流されにくくなるので、とてもありがたい植物です。
ハワイには葉の裏面に茶色い毛が生えたウルヘがあります。これはハワイ固有のものです。(Dicranopteris linearis f. emarginata)

Uluhe fiddlehead 

1990年代に、東南アジア原産のクロスジホソサジヨコバイ(two-spotted leafhopper, Sophonia rufofascia / Sophonia orientalis)の繁殖により、ハワイ島以外の島々では、ウルヘが減少したそうです。

2009-04-29 | Posted in 植物No Comments » 
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