Hajime | 2010.03.17 15:45

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IZ（Israel Kamakawiwo’ole）の歌う「Kaleohano」の歌詞にあるKeaukahaの海を見て、その良さを知ることができてよかった。IZは、この曲を作曲したMoon Kawakahi とKoko 兄弟と共に、Makaha Sons of Niihau を17年間活動し、いわばケンカ別れをした。IZが独立してソロ活動している間、残された３人は、新しく Makaha Sons としてコンテンポラリーハワイアン活動をし、現在に至っているが、その歌声とサウンドは多くの日本のフラ愛好家に影響を与えてきた。両者ともハワイの音楽シーンには多大な影響を与えているが、この間、全くの他人のような状態であった。ご存知のように、IZは肥満が体を蝕み、呼吸器障害で1997年に惜しまれて他界したのだが、その約１年前、ハワイのNa Hoku Hanohano Awards 招待演奏者として、鼻には酸素吸引管を使用しながら舞台に登場し、元メンバーだったMoon Kawakahi の作った「Kaleohano」を歌うのだった。そして会場の関係招待客が見守る中、2コーラス目に入ると、ステージのソデから懐かしい三人が現れ、IZとともにコーラスし、泣きながらIZを抱きしめ、IZもそれにこたえて泣いた。大勢の観客と一緒に、ゲストのケアリイ・レイシェルの顔も涙でぬれていた。IZもMakahaも「ハワイ人らしさ、誰の心も踏みにじらず、誰とも摩擦を起こさない、優しさ、尊敬」を世界中に教えてくれた歌であり、ステージだった。