ハワイの文化
History of Hokulea
Hawai’i Island’s National Parks
「パアカイ」
カウアイ島ハナペペの塩田についてのビデオです。太陽の力で水分を蒸発させてつくる海塩です。塩のことをハワイ語では「パアカイ」と言います。「パア」は堅い、固定した、固形のという意味を持ち、「カイ」とは海のことです。
勘違いされている捧げ物
ハワイ火山国立公園でも、その他の場所でも時々見かける「捧げ物」だと思い込んで捧げられているもの・・・葉に包まれて中に入っているものは溶岩のかけら。キー(ティー)の葉で包んだホオクプ(捧げ物)捧げるのは適切ですが、中身が石というのは不適切でハワイ文化に準ずるものではありません。それから、この葉はキー(ティー)の葉ではなく、そのあたりに生えている外来植物であるカヒリ・ジンジャーの葉です。
Implements Usaed in the Art of Hula
先月末、ハワイ火山国立公園でレイレフア・ユエンさんのフラ・カヒコのパフォーマンスがありました。大きな白い噴煙を出すハレマウマウ火口が見える場所で、フラで使われる楽器や、身に付ける装飾のことや、ささげ物に関しての解説をしてくれました。ただ踊りを見るだけというものではなく、大変有意義なものでした。
この日はとても天気がよく、赤い花を咲かせたオーヒア・レフアには、アパパネが飛び交い、トンボも飛んでいました。
温かい太陽の日差しと、爽やかな風と、鳥達の鳴き声に包まれて、私達にとって、この日のハイライトのひとつとなりました。
この写真の衣装は、彼女がコナに住んでいたときに、ヒロを恋しく思い、ヒロの雨をイメージにぴったり合った生地を使って作ったものだそうです。
同じ衣装を着たレイレフアがフラの楽器について説明をしているビデオが見つかったので、以下をご覧下さい
ハワイのカヌー「ケアエロア」
ケアエロア(Kea’eloa)という名前のカヌーです。ハワイ語での教育を実践しているアハ・プーナナ・レオ(‘Aha Pūnana Leo)が所有する全長30フィート(約9.15メートル)のカヌーです。全長57フィート(約17.37メートル)のホークーアラカイ(Hōkūalaka‘i)という長距離航海用の大型カヌーで航海する前に、ハワイ諸島沿岸で練習をするために造られた小型のカヌーだそうです。
ケアエロアとは貿易風にちなんで名付けられています。ハワイ語で貿易風のことをアエ・ロア(A’e Loa)と呼びます。
ハワイ島ワイピオ渓谷のタロイモ畑
土地を大切にすることにより、私達は土地から恩恵を受けます。
ハワイの樹皮布「カパ」
昔のハワイでは、カパ (kapa)またはタパ(tapa)と呼ぶ樹皮布で作ったふんどしのようなマロ(malo)や、スカートのようなパーウー(pāʻū)を着ていました。
ポリネシアから持ち込んだクワ科のワウケ(wauke カジノキ)や、ハワイ固有の植物のイラクサ科のマーマキ(māmaki)やバラ科のアーカラ(ākala)などの樹皮が用いられました。
樹皮を木から剥いで、外皮から分離した内皮を水にさらして柔らかくします。これをクア・ポーハク(kua pōhaku) という石で作った台にのせて、ホホア(hohoa)という丸みを持った木の叩き棒で叩いて伸ばし、再び水にさらして発酵させます。
発酵させた内皮は、クア・クク(kua kuku)という木で作った台にのせて、イエ・クク(i’e kuku)という幾何学模様が彫られた四角い木の叩き棒で叩いて薄く伸ばしていきます。大きなタパを作る場合は、糊で張り合わせます。 仕上がったものを天日で乾燥させます。
オヘ・カーパラ
オヘ・カーパラ(ohe kāpala) は、竹を細長く切って、その先端部に幾何学模様を彫刻したスタンプのようなものです。オヘとはハワイ語で竹のことで(ポリネシア人はハワイに竹を持ち込みました)、カーパラとは模様をつけることです。
オヘ・カーパラに染料をつけて、カパ(kapa)やタパ(tapa)と呼ばれる樹皮布に模様をつけました。
Holo Mai Pele
ハーラウ・オ・ケクヒによる「ホロ・マイ・ペレ」。Holo Mai Pele (Pele Travels)
火山のペレと、ペレの親愛なる妹ヒイアカの関係を描いたフラとチャントで、このビデオで一部を観ることができます。 愛や裏切りなどを力強く表現した印象的で感動的なパフォーマンスです。創作と振り付けは、Halau o KekuhiのクムフラであるPualani Kanaka’ole KanaheleとNalani Kanaka’oleによるものです。
http://www.piccom.org/home/holomaipele/story.html