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ある若者のハワイ体験談 (1)
ハワイ島で見るもの全てが初めて目にしたものばかりで、いつの間にか長谷川さんの話に夢中になっていました。バスの中でも色んな紹介をしてくれてとてもハワイ島に魅了されました。特にキラウエア火山の噴煙を見た時にはその雄大さに今までに生きてきた自分の人生がちっぽけなものに思え、生き方を変えようと本気で思うことができました。
現地の方々の温かさ、そして涙にとても感動しました。また、ハワイの文化が好きになり、今はよくハワイアン・ミュージックのCDを聞いています。僕は今まで世界で一番いいところは東京と思っていました。しかし、ハワイへ行って世界の広さを知ることができました。今はハワイ島が一番好きなところです。できれば今すぐにホームステイしたいです。こんなにハワイ島が好きになり、また僕の人生を変えるきっかけをくれたのは長谷川さんのおかげです。本当にありがとうございました。そらからまたジュリさんに会いたいです。
海もいいけど、川もいい。
我が家の近くにあるワイルク川。虹の滝は観光名所のひとつとして有名ですが、その川がワイルク川です。ワイ・ルクとは破壊的な水、破壊する水と意味です。ハワイ島で一番長くて、一番水量が多い川です。毎年この川で溺れる人がいます。
でも、ちゃんと安全なスポットを知っていれば大丈夫。そして無茶なことをしなければ大丈夫・・・というわけで、我が家の娘たちは、ちょくちょく家から歩いていって、泳いだり、岩場から川に飛び込んだりして楽しんでいます。
この日は、大きな浮き袋を持って行きたいというので、OKって言ったものの、写真のように浮き袋に浮かんで楽しむだけと思っていたのが大間違いでした。三女は浮き袋を川に浮かべたら、岩場から浮き袋の中心めがけて飛び込むという、観ている親にとってはハラハラ・ドキドキってことをするではありませんか。落ち着いて本を読むつもりで娘達といっしょにいったのですが、途中目を話せませんでした。幸い浮き袋を持って行ったのは、この日だけでした。膨らますのと、後始末が面倒だからだと思います。
ビーチは人が一杯来るけれど、川は大抵人が少ないので、大好きです。
ハワイとは思えない雪の世界
2008年12月25日と26日、ハワイ島ヒロは、ものすごい雷雨でした。あまりにも大きな雷でしたから、我が家の壁や窓は揺れていました。
このようなWinter stormのときには、マウナ・ケアやマウナ・ロアの頂では雪が降ります。
マウナ・ケアのレンジャーであるシェーンの26日午前5時49分のレポートによると、標高3600mぐらいのところでは約25cmの積雪で、まだ雪が降っていたそうです。上の写真はそのときの写真です。標高4000付近では1mぐらい積もったところがあるのではないでしょうか。
27日の朝、ヒロでは短い間でしたが晴れ間がありました。雪で覆われたマウナ・ケアが見えました。道の脇に車を停めて、その美しさに見惚れていりる人が沢山いました。この写真のマウナ・ケア、ちらっと見ると、雪が積もっているのは上の方の真っ白な部分だけのように見えますが、そこは太陽の光が当たっているところです。その下の薄い灰色のように見えている部分も、雪で覆われているところです。
というわけで、今年もハワイ島ではホワイト・クリスマスです。
ハワイ島の冬: 雪帽子をかぶったマウナ・ケア (2008年12月)
昨日(2008年12月13日)午前10時ごろ、ハワイ島キーラウエア火山の標高約1200mから見たマウナ・ケアの山頂部です。昨日の朝も今朝も、ヴォッグがあり霞んででしたが、ヒロからもマウナ・ケアが見えていました。
この建物はハワイ火山国立公園内にある米軍専用の保養施設であるキーラウエア・ミリタリー・キャンプ(Kilauea Military Camp)の建物のひとつです。暖炉があるので、屋根に煙突が見えます。
この建物とマウナ・ケアの間の植物に覆われた、なだらかな斜面は、地球上で一番体積が大きい火山、マウナ・ロアの東に面した中腹あたり(標高2000m前後)の森です。
ブログ復活のお知らせ
ブログをお休みにしてから半月が経ちました。
お休みの間、仕事の合間に、2002年1月から現在までに、お客様から送っていただいた、感想文や紀行文の整理をしました。これまでハワイ・ネーチャー・エクスプローラーズのウェブサイトに入れていたものを整理して、ブログ形式に移し変えました。 お客様の貴重な生の声を入れた「ガイドの宝箱」 です。 過去を振り返るチャンスとなりました。
これまでに出会った皆さんに、あらためて感謝! これからもよろしくお願いします。
ブログお休みのお知らせ
ALOHA MAI KAKOU!
ご愛読いただき、ありがとうございます。
お陰さまで、ハワイ島のエコツアーを、独立開業して案内させていただけるようになってから、もう少しで8年目になります。ツアーを通しても、2006年3月に始めた、このブログを通しても、知的好奇心と冒険心に満ちた方々など、素晴らしい方々に沢山出会うことができました。心から感謝しています。
今月はブログをお休みさせていただくことにしました。充電後10月に新しい投稿が始まります。
過去の記事に対するコメントやブログ拍手は、大歓迎です。ぜひ、よろしくお願いします。
MAHALO NUI LOA, E MALAMAPONO, A HUI HOU!
Kona Inn
この写真の2階建ての建物はハワイ島カイルア・コナの街にあるもので、西洋文化を受けてからの歴史的な建物です。
1928年にInter-Island Steam Navigation Companyにより建築されたもので、建築家はCharles W. Dickey。
当時コナ・イン(Kona Inn)というホテルでした。客室は20部屋あり、海水を利用したプール、テニス・コート、カクテル・ラウンジがありまた。コナ在住の経済的に豊かな人たちがカントリー・クラブとしても利用していたそうです。
1949年にはカイルア・コナに飛行機が来るようになりましたが(当時の空港は街のすぐ北側でした)、それ以前の客は汽船で来る人たちでした。
ホテルがオープンした当時の最初に泊まった客たちは、ヒロからボルケーノ経由で来たそうで、帰りはワイメア、ハーマークア・コースト経由で、ヒロに戻ったそうです。
カイルア・コナには1953年まで水道がなかったそうで、コナ・インでは、閉鎖されたKona Developing Co.のサトウキビ工場にひかれていた水をパイプを通してホテルまで運び、客室と管理者の部屋で利用できるようにしていたそうです。
ホテルは1976年まで運営されていました。
現在はKona Inn Shopping Villageと呼ばれるお土産物屋やレストランなどがあるショッピングセンター的なものになっています。
歴史的建造物である2階建てのコナ・インとアリイ・ドライブ(道の名前)の間にあるギフトショップなどの建物は1980年代に建てられたもので、本来はホテルの庭があったところだそうです。
サイエンス倶楽部: 2008年度、ハワイ島・海外研修
世界一高いところにある農園
世界一高いところにある農園・・・それはNamikawa Farm!
この写真のプランターは、マウナ・ケアのすばる望遠鏡山頂施設の制御棟の3階にあるスタッフラウンジの窓際にあります。山頂で働いている技術員の並川さんの菜園プランターで、バジルとイタリアン・パセリとチャイブです。
マウナ・ケアの山頂付近には、全く植物が生えていないのですが、部屋の中の緑を見ると心が和みます。緑って目にも心にもいいですね。紫外線がきつく、空気がとても乾燥していて、低酸素といった標高4,000メートルの環境では特に、部屋の中の緑は、とてもありがたい存在です。 人間にとって緑はとても大切です。
すばる望遠鏡では、毎晩のように天文観測が行われていて、素晴らしい観測成果が出ています。朝から夕方まで、夜の気温に空調されて冷蔵庫や冷凍庫の中のように寒いドーム内で、低酸素環境(平地に比べると約40%も空気が薄い)で、メンテナンス作業や観測装置交換を行うデイクルーの方たちのお陰で、夜の観測が可能です。20mぐらいの高さのところや、時にはそれよりも高いところで、命綱を付けて作業をしたり、冬場には屋上の雪かき作業だってあります。力仕事もあるし、精密な機械や鏡の取り扱いをするので、とても神経を使うことでしょう。彼らが働く姿は美しいです・・・というか、とても尊敬します。
すばる望遠鏡に関しては、誇りに思えることが一杯です。
すばる望遠鏡ドーム内の見学について
すばる望遠鏡一般見学・ヴァーチャルツアー
(白いヘルメットをかぶって案内しているのは私です)
グリーン・サンド・ビーチ
ハワイ島最南端サウスポイント(ハワイ語名はカ・ラエ)の近くにあるグリーン・サンド・ビーチ。そこには溶岩が噴き上げてできた噴石丘があります。プウ・マハナとも呼ばれています。ハワイ語でプウとは丘のこと、プウ・マハナとは温かい丘という意味です。
この噴石丘はいつごろできたのかは、はっきりしていませんが、放射性炭素C14年代測定の結果によると、4万9千年以上前に起きた火山活動によってできたものです。
現在は海の側にありますが、ハワイ諸島は年間2.4ミリ程度の割合で沈んでいます。10年で2.4センチ、100年で24センチ、1000年で2.4メートル、10000年で24メートルというわけです。ですから、プウ・マハナが4万9千年前にできたのであれば、海抜117.6メートルの辺りでできたものということになります。ハワイ島ヒロのすばる望遠鏡山麓施設やイミロア・アストロノミー・センターの近くにあるコモハナ通り(Komohana Street)が、そのぐらいの標高です。
海洋学者によると、5万年ぐらい前は氷河期でした。そのころの海面は現在の海面よりも70メートルも低かったといいます。ということは、プウ・マハナは海抜180メートルのところでできたということになります。
噴石と火山灰でできた噴石丘ですが、オリビン(カンラン石)という緑色をした鉱物が噴石の中に沢山含まれています。
噴石丘の表面に出てきた火山灰は風で飛ばされていきます。古くなって脆くなった噴石とオリビン(カンラン石)が崩れ落ちてきます。噴石よりもオリビン(カンラン石)のほうが重く硬いので、オリビン(カンラン石)は波の浸食を受けにくく、ここにある砂は、オリビン(カンラン石)を大量に含んでいるのです。
砂がぎっしりと詰まった状態とか、乾いている砂だと、緑の色が鈍くみえますが、濡れた砂に光があたると、とても綺麗です。
一般的にはグリーン・サンド・ビーチと呼ばれていますが、ハワイ語名はパパコーレアです。コーレアは渡り鳥の一種(Pacific Golden Plover, Pluvialis fulva)のハワイ語名で、日本語ではムナグロと呼びます。パパコーレアとはコーレアの平らな土地という意味です。
プウ・マハナは長い年月にわたる侵食を受けて、現在は一部分しか残っていません。ビーチの砂も波にさらわれてなくなっていきますが、噴石丘の侵食の進行が十分に速いので、現在は緑の砂が耐えることがないです。でも噴石丘が全て侵食されてしまった後には、グリーン・サンド・ビーチはなくなってしまうでしょう。
Hawaiian Volcano Observatory: Volcano Watch, October 27, 2005
The Origins of Pu’u Manaha are not crystal clear
USGS: Green Sand Beach, Hawaii
Getting There
The Beach
Steep Slope and Colored Sand
Green Sand
One last look – final images